2022.05.18

失敗しないホームぺージリニューアル!おすすめ制作会社や進め方を紹介

現在開設しているホームページのデザインが少し時代遅れに感じたり、思うような効果を発揮しないといった理由から、リニューアルを検討している方もいらっしゃるでしょう。

しかし、リニューアルをしたいと思っても以下のような悩みが出てくるのではないでしょうか?

「リニューアル前に何をすればいいのだろうか」
「どのような手順で進めればいいのか」
「もうホームページ作成で失敗したくない」

本記事ではそのような悩みを解決できるよう、以下の点についてお話します。

  • タイミングや費用感といったリニューアル前に知っておきたいポイント
  • リニューアルの手順
  • リニューアル時に起きてしまう失敗事例

その他にも、リニューアルに強いホームぺージ制作会社やリニューアル後にすべきことについても紹介しています。納得のいくホームページリニューアルをするためにも、是非最後までご覧ください。

目次

ホームページリニューアルする前に確認すべきポイント

後悔しないホームページを作成するためにリニューアル前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。以下で詳しくみていきましょう。

リニューアルのタイミング

ホームページのリニューアルを考えるタイミングは、主に以下の3点が挙げられます。

  1. 見た目が古いと感じる
  2. 機能性が乏しい
  3. アクセスが増えない

これらの悩みを感じた場合にはホームページのリニューアルを検討しましょう。この状態をそのまま放置しておくと、顧客満足度の低下にもつながります。ホームページのデザイン・機能性は毎年成長の一途を辿っているため、4〜5年おきにサイトリニューアルを検討してみるのがよいでしょう。

リニューアルするメリット・デメリット

メリット

ホームページをリニューアルすることで得られるメリットは以下の3つです。

  1. ユーザビリティの改善
  2. サイトに新しい機能を追加
  3. 企業のイメージアップ

ホームページは企業の顔といっても過言ではありません。「上位に表示されている企業が有名企業である」「新しいことを積極的に取り入れ、時代の最先端を走っている」とユーザーが感じることもあるでしょう。ホームページをリニューアルすることで、間接的に企業イメージの向上につながるともいえます。

デメリット

ホームページをリニューアルすることで得られる主なメリットは以下の3つです。

  1. 費用がかかる
  2. 時間がかかる
  3. 検索順位が一気に下がってしまう

やはりリニューアルに際してネックになるのが時間と費用です。そのためリニューアルを決断するには様々な情報を収集してからにしましょう。

リニューアルにかかる費用

ホームページ制作にかかる費用はどのくらいなのでしょうか。相場を知らない方にとっては、見当もつかないでしょう。結論からいえば、どのくらい制作するかによって相場はまったく異なります。

トップページのみのデザインや、WordPress実装程度のものであれば、5〜10万円程度で制作可能ですが、そのほかのページも作成するのであれば、高額な費用がかかります。

数十万円程度から、数百万円まで幅広いものと捉えておきましょう。WEB制作は時代の変化に伴い、複雑になっている背景があるため、費用に関しては少し妥協も必要です。

費用を安くして品質を抑えるか、費用をしっかりとかけて品質を上げるかは、社内協議等でしっかり話し合うことが大切です。

リニューアルにかかる費用の目安

50万〜100万円

仕上がりのクオリティは金額によっても左右されますが、50万~100万円の価格帯でもリニューアルは十分可能です。場合によっては新たなページや機能の追加、システムの組み込みなどもできます。

ただし、リニューアルはできるものの、100万円以内となるとできることはかなり限定的となります。そのため、思い描いていた通りの効果やメリットを得られない可能性もあるでしょう。

まずはどのような効果やメリットを得たいのかを明確にしたうえで、業者へ相談することが大切です。

また、この価格帯に抑えたいのなら、業者選びも重要です。技術や実績があるのはもちろんのこと、低価格でサービスを提供している業者に絞って相談してみましょう。

300万〜1000万円

この価格帯なら、リニューアルにかける予算としては、十分な費用だと考えられます。前述した価格帯での作業以外に、大掛かりなシステム、デザインの変更なども可能です。

リニューアルを機にブランディングに力を入れることもできます。ブランディングとは、ユーザーがある商品を購入したいと考えたときに、自社製品を真っ先に思い浮かばせるようブランド化して定着させることです。

ホームページによるブランディングを成功させるには、専門的なノウハウを投入して作業を行わねばならず、入念なリサーチも必要です。必然的に作業量が増えてしまうため、費用も高くなる傾向があります。

本格的なSEOを行うときも、これくらいの費用が発生します。SEOは、ある程度までなら業者を頼らずとも対策できますが、本格的に行うとなるとノウハウや専門知識、技術が必要です。

ブランディングとSEO、いずれにしても高度なノウハウと知識、技術が必要であり、作業量も膨大です。どこまでの結果を求めるかにより、費用も大きく変わってしまうため、事前にきちんと業者に相談することをおすすめします。

1000万円以上

ホームページリニューアルには1,000万円から数千万円の費用がかかるケースもあります。この価格帯なら、自由度の高いホームページリニューアルが可能となります。

デザインを一新して新機能やシステムを実装、ブランディングやSEOに力を入れ、なおかつ動画を盛り込むなど、思い通りのホームページを作れるでしょう。

近年、動画を活用したホームページの運用を行う企業が増えました。動画コンテンツを活用すれば、自社の魅力や強みをダイレクトに伝えられるメリットがあります。

自社で扱っている商品やサービスの特徴、魅力なども情報として伝えやすく、売上向上や利益拡大を狙えます。

これほどの費用が発生する大掛かりな規模のリニューアルとなれば、期間も相当かかります。半年から1年、もしくはそれ以上の期間が必要となる可能性もあるため、ホームページリニューアルの時期と照らし合わせて考えましょう。

リニューアルにかかる費用の内訳

もちろん金額によって異なりますが、一般的に以下の7項目が費用の内訳として挙げられます。

1. ディレクション費用:Webディレクターが行うプロジェクト進捗管理する
2. サイト設計(SEO対策)費用:SEO対策として上位表示を狙えるキーワードをリサーチする
3. デザイン費用:ホームぺージのデザイン設計をする
4. コーディング費用:インターネット上にホームページを表示できるようにする
5. 動作確認(テスト)費用:ホームページ上の機能が作動するかを確認する
6. コンテンツ・記事制作費用:定期的に更新するコンテンツ(記事)を制作する
7. 公開後の運用・管理費用:ホームページを正常に保つ

ホームページのリニューアルにかかる費用についてのより詳細な情報は、以下の記事で解説しているので、参考にしてください。

リニューアルの進め方

きちんとした計画を立てずにいきなりリニューアルを進めるのではなく、まずはリニューアルの手順を入念に決めましょう。そうすることで完成したときに理想とかけ離れたものになってしまうことも防げます。

基本的な9ステップでリニューアルの手順を細かく紹介していきます。

1. 現状の分析

現在起こっている問題点や改善すべき点を把握するプロセスです。何をどのように変えたいのかを明確にします。

たとえば「商品がなかなか売れない」「顧客がなかなか増えない」などといった問題が発生している場合には、そもそものターゲットを変えてみる必要があると分析できるでしょう。

このようにして、まずは現状の問題点を洗い出し、、完成までの方向性を明らかにしましょう。

2. 目的とターゲットの再設定

ホームページのリニューアルと同時に、目的とターゲットを再設定します。現状の分析から「サイトのアクセス数を増やしたい」「業務を効率化したい」「新規顧客を獲得したい」といった目的が出てくるはずです。

くれぐれも、目的が「ホームページリニューアルをすること」にならないようにしましょう。目的が決まったら、どのようなターゲット層に訴求していくのかを入念に考えていきます。

3. ホームページ制作会社の選定

目標が明確になったら、それにマッチするホームページ制作会社を決めましょう。ホームページ制作会社はたくさんありますが、それぞれの会社によって得意分野が異なります。

SEOに詳しい、マーケティングが専門、デザインに優れている、システム構築が得意など、会社によって様々です。

たとえばSEO上位表示を狙っているのに、デザインが得意なホームページ制作会社に発注した場合、目的と成果物が一致しないなんてことも考えられます。そのため、制作会社の選定は慎重に行いましょう。後述でリニューアルにおすすめのホームページ制作会社を紹介します。

4. プランニング

具体的なリニューアル内容をホームぺージ制作会社と相談しながら決めていきます。制作会社はプロなので、ヒアリングを重ねることで最適なリニューアル方法を提示してくれるでしょう。

このプロセスで大事なことは現状の問題点、目的、ターゲットを明確に伝えることです。

ホームぺージ制作会社としては、どのような理由でリニューアルを検討しているのかがわからないと、制作に着手できません。また、意思疎通ができていないと、制作物の完成度が低くなることも考えられます。

そのため最初に目的や、どのようなターゲットを狙っているか、また、現状の問題点は何かを明確に伝えましょう。

5. コンテンツの構成&サイトマップの作成

リニューアルの際には既存のコンテンツを見直すことが重要です。今あるコンテンツをそのまま移すだけでは、あまりよい効果が期待できません。リニューアルでデザインやターゲットを変えたのに、同じコンテンツのままだと質が低くなってしまうからです。

今あるコンテンツは現行のホームページでは最適だったかもしれませんが、ペルソナが変わればコンテンツも変わります。

もちろんそのまま使えるものもありますが、新しく追加するコンテンツも当然出てきます。そこで必要なのがサイトマップです。

サイトマップとは、ホームページ内のコンテンツを地図のように表したものであり、コンテンツがどのページにあるかをわかりやすくするものです。サイトマップを作って、残すもの、修正するもの、捨てるもの、新しく追加するものを整理しましょう。

6. ワイヤーフレーム制作

ワイヤーフレームとは、WEBページのレイアウトを決める設計図です。どこに何を表示させたいのか、以下のような大まかな構成を決めていきましょう。

  • ロゴはどこに配置するのか
  • どのような内容を表示したいのか
  • バナーやメインビジュアルなどのレイアウトはどうするか
  • レスポンシブデザインかスマートフォンサイトのみにするか

上記のような内容を、写真や文字要素などを省き、コンテンツ位置を決めていきます。

7. デザイン制作

いよいよホームページのデザイン制作が始まります。基本的にはWEB制作会社のデザイナーがデザインを提案します。サイトマップとワイヤーフレームをもとに、デザイナーが制作を進めます。

デザイナーとコミュニケーションを取りながら制作していくので、数週間〜数ヶ月程度かかると考えておいた方がよいでしょう。

また、デザインが決まってしまうと、後から修正することは難しく、この段階でデザインを完成状態にしておかないと、大幅な追加料金がかかることもあります。デザイン制作の段階でホームページが完成しているくらいのつもりで手掛けるようにしましょう。

デザイン制作はホームページの要となる部分です。そのためデザイン制作を進めていく上で気をつけるべきポイントについてを3つほど紹介します。

ビジュアルヒエラルキー(視覚情報)の優先順位を明確にできているか

ビジュアルヒエラルキーは「視覚的階層」ともいわれ、デザインにおいては目で見た情報に優先順位をつけることで、重要な情報の文字のサイズや色を変更する、アンダーバーを付ける、マーカーを引くなどして目立たせることによって実現されます。

例えば一目で見てタイトルと認識できる文字サイズにする、「登録する」などのボタンの色を背景の補色にして目立たせるなどの方法があります。

レイアウトや情報がシンプルでわかりやすいか

ビジュアルヒエラルキーとも関係性がある部分であり、あらゆる情報を詰め込んでしまうと「何が重要なのか」を伝えることができなくなり、サイトから離れてしまいます。

そのため、情報量を調整してシンプルでわかりやすい内容にすることが大切です。

トンマナ、フォントに一貫性があるか

トンマナは「トーン&マナー」の略で、デザインに一貫性を持たせることで、パソコンにおけるフォントは「文字の種類」のことです。ホームページ画面の色やデザイン、文字の種類がバラバラだと統一性が無いため読みにくくなります。

また、技術の進歩によってデバイス内のフォントでなければ読めないというわけではなくなりましたが、読みにくいフォントは避けた方がユーザーがより見やすくなるでしょう。

デザインの注意点を理解していても、ホームページのデザインは完成前からイメージを膨らませるのが難しいポイントのひとつです。

そんなときには、優れたデザインのホームページがまとまっているギャラリーサイトを参考にしてみるといいでしょう。今回は、おすすめのギャラリーサイトとして、SANKOU!を紹介します。

SANKOU!

引用元:SANKOU!ホームページ(https://sankoudesign.com/

SANKOU!は2,383個(2021年5月9日現在)のデザイン例を掲載しています。Webサイト、ランディングページ(※)、コンテンツページなど目的や種類、デザイン性、色などさまざまなカテゴリーからデザインを検索できます。

サイト詳細を見ると「雑誌風なレイアウト・あしらい」「要素が動く」など細かいタグ付けがされているため、直感的にタグを選ぶこともできます。また、お気に入り機能もあるので気に入ったデザインを保存して後で比較することもできます。

※ランディングページとは、サイトを訪れた人が検索結果や広告から目的のサイトをクリックした結果、最初に表示されるページのことです。1ページ完結でストーリー仕立てとなっているものが多いです。

今回紹介したSANKOU!は、国内のホームページデザインを掲載しているギャラリーサイトです。

その他、国内外のホームページを集めたサイトや、国際的なWebデザインの表彰制度にノミネートや受賞されたサイトのデザインのページを集めたサイトもあるので、以下の記事を参考にしてください。ギャラリーサイトと一緒に、デザイン制作時に気をつけるべきポイントも詳細に解説しています。

8. コーディング・システム構築

デザインが完成したら、続いてはコンピュータに命令する「コーディング」作業に入ります。コーディングをすることで初めて、完成したデザインをコンピュータ上で表示できます。デザイン制作は仮のイメージのようなものであり、そのままではホームページの役割を果たしません。

HTMLやCSS、JavaScriptを用いてコーディングすることで、仮イメージから完成形に近づきます。またこの段階で、従来のホームページにアクセスしたときにエラーにならないよう、リニューアルサイトにきちんと飛ぶ「リダイレクト」という作業も同時に行います。

9. 納品

コーディングが終わると最終確認作業に入ります。まずテストサーバーにアップロードして、問題が発生しないかを確認します。その後、本番のサーバーにアップロードする流れです。

問題が発生せず、公開できればリニューアルは完了です。公開によって納品完了となるケースが多いでしょう。

ちなみに、テストサーバーでの確認事項がわからない場合には以下を参考にしてみてください。

  • 各種ブラウザ(ChromeやSafari、Firefで表示したときにデザインが崩れていないか
  • PC、スマートフォン共に表示されるか
  • マウスホバーやタブメニューのアニメーションが正確に行われているか
  • リンクのミスがないか
  • 文章のミスがないか
  • リダイレクトが正常に作動しているか
  • Google Search Consoleで警告が出ないか(公開後の確認です)

リニューアルにおける提案書の作り方

リニューアル提案書は、社内でホームページのリニューアルを提案する際に使用します。提案書がわかりづらいものだと、そもそもリニューアルのメリットが伝わらず、提案が通らないこともあるので注意が必要です。

ホームページ制作に携わる人、そして誰が見てもわかるような提案書の作成を心がけましょう。

携わる人にリニューアルのコンセプトを共有するためにも、細部にまでこだわって作成するとよいでしょう。提案書制作のコツは、わかりやすい言葉で端的に説明できる資料を作ることです。

たとえば、WEB制作会社からもらった見積書を見たとき、WEBに精通していない人だとわかりづらい記述に戸惑うこともあるでしょう。専門用語を使う際は、素人でもわかるような内容で提案することが大切です。具体的には以下をしっかり盛り込みましょう。

  • 現状ホームページの問題点
  • リニューアルすることでどのような結果が得られるか
  • 納期はいつ頃か
  • コストはどのくらいかかるか
  • どのようなデザインになるか
  • 制作業者の実績を紹介

リニューアル時の6つの注意点

ホームページをリニューアルすることで得られるメリットは大きいですが、注意点も少なからずあります。具体的にどのようなものがあるのか解説していきます。

1. 権利関係の確認

既存のサイトを制作業者以外の会社に依頼してホームページを作る際には、画像、テキスト、WEBコンテンツそのものの権利が自社に帰属しているか確認しましょう。

もし以前の制作業者に権利がある場合には、使用してよいのか許可を得たり、権利を譲渡してもらったりする必要が出てくるので、注意が必要です。

2. ドメイン変更のリスク

ドメイン変更によってブランドのイメージが下がる可能性があります。今まで積み上げてきた評価をゼロにすることになるので、こちらも注意が必要です。

ドメインの変更はいつでもできるわけではないため慎重に対応し、リスクについても把握しておきましょう。

また、独自ドメインはSEOに有利に働くものの、ドメイン変更後1〜3ヶ月の初期段階ではSEO効果は期待できません。

加えて、必ずしも検索エンジンからの評価が上がるものではないという点にも注意が必要です。あくまでも有利に働く可能性が高いという意味であり、絶対的な基準ではありません。

ドメインを全く新しいものに変更した場合に、SEO効果が期待できないということから中古ドメインへの変更を考える方もいるかもしれませんが、中古ドメインの使用は控えるようにしましょう。

検索エンジンのアルゴリズムが進化した現代では、中古ドメインではSEO効果が期待できないだけでなく、ペナルティの対象となる場合があるからです。

その他、ドメイン変更をする場合に注意するべきことやドメインに特化した情報は、以下の記事で解説しているので参考にしてください。

3. SEOについて

ドメイン変更によってドメインパワーが落ちるため、SEOの順位が一気に下がる可能性があります。対策としては301リダイレクト処理を行うことで、Googleの評価をそのままにリニューアルできます。

4. 社内メールの設定

ドメイン変更に合わせて、社内メールも新しいものに変更した方がよいでしょう。その際には、旧ドメインのメールアドレスも、新ドメインのメールアドレスに移行するのがおすすめです。また、各種取引先にもメールアドレス変更の旨を伝えておきましょう。

5. 名刺やパンフレットなどの刷新

ドメイン・メールアドレスを変更した場合には、社内パンフレットや名刺など各種グラフィックツールのURLや、メールアドレスを変更する必要が出てきます。

WEB媒体であればデータ変更するだけで簡単ですが、印刷されたものはそう簡単にいきません。紙媒体の刷新にかかるコストも頭に入れておく必要があるでしょう。

6. URLの正規化について

Google Search Consoleで、URLの正規化を行いましょう。正規化しておかないと、検索順位における評価が分散する恐れがあるので、注意しましょう。

リニューアル後にするべき12のこと

続いては、リニューアル後にすべきことを紹介します。ホームページの目的は集客にほかならないので、公開後にも常にやるべきことがあります。PDCAをうまく回して目標のKPIを達成できるよう日々の改善を心がけましょう。今回は12項目に分けて紹介していきます。

1. プレスリリースの出稿

リニューアルした目的や今後自社がどのような進化を目指しているか、プレスリリースとしてきちんとしたメッセージを配信しましょう。

2. ソーシャルメディアで告知

SNSで告知することで、多くの人に拡散できます。現代ではSNSを使っている人口が、国内だけでも7,975万人にのぼるというデータがあります。

これだけの市場があるメディアを使わない手はありません。具体的にはTwitterやInstagramなどでプレスリリースと同様に発信していきましょう。
参考:ICT総研 https://ictr.co.jp/report/20200729.html

3. サイトの順位が下がったらすべきこと

ドメイン変更に伴って最初はサイト順位が下がることもあります。順位低下においてはリダイレクトミス(リダイレクト忘れ)の可能性があるので、確認してみましょう。

サイトアップ送信によって解決する場合もあります。また、公開からしばらく経ってもサイトの順位が上がらない場合には、PDCAサイクルを回し、原因の究明、改善を怠らないようにしましょう。

4. ヒアリング・アンケートの実施

社内の評価だけでは正確に測れないこともあるため、家族や知人、取引先などにリニューアル後のホームページの感想をヒアリングするとよいでしょう。

できるのであれば、ユーザーにアンケートをとるのもよい方法です。ユーザーの生の声を聞くことができるので、思いもよらぬ改善点が見つかる場合もあります。客観的な評価をしてくれる人の意見は非常に貴重なので、多少のコストがかかっても実施する価値はあるはずです。

5. サイトマップの送信

検索エンジンに認知してもらうためにサイトマップを送信しましょう。URLやドメインを変更したのであれば、この作業も必須になります。ホームページができて一安心していると意外と忘れてしまうので、注意しましょう。

6. メルマガでリニューアル情報を送信

メルマガを使うことで、一斉にリニューアル情報を送信できます。ユーザーの顧客リストがある場合には、そのリストに一斉送信するのがよいでしょう。

もし、リストがなかったり、圧倒的に少なかったりする場合には、リストを作ることも考慮しておかなければなりません。

7. KPIをモニタリングして、PDCAを回す

ホームページの各種KPIを設定し、目標に沿って成長できているのかを常に監視しながら、改善していきます。PDCAサイクルを回しながら、A/Bテストなどを行い、常に成長のための改善点を模索するようにしましょう。

8. Googleアナリティクスなどの解析ツールで解析

Googleアナリティクスでどのくらいのアクセス数があるのか解析をしましょう。できれば毎日確認することをおすすめします。常に数字は変化し続けます。毎日チェックすることで、なぜアクセス数が上がったのか、なぜ下がったのかを細かく分析できるはずです。

9. 引き続き成功へとプチリニューアルを繰り返す

一度リニューアルしたからといって、完璧になることはありません。むしろ、適宜リニューアルし続けなければ、時代に後れをとってしまいます。錆びないようにするには、毎日動かすことを心がけていきましょう。

10. 404エラーのチェック

ページURL変更によって、404エラーが頻発する恐れがあります。404エラーはせっかく訪れたユーザーが失望してしまう可能性もあるので、エラーが起きないよう入念にチェックしましょう。

11. リンク切れのチェック

404エラーと同様に、リンク切れが頻発する可能性はあります。こちらもユーザーの期待を裏切る行為になってしまうので、常にチェックして、改善できるのであれば、改善しましょう。

12. コンテンツの制作を開始

ホームページ制作直後の熱が覚めていない時期にコンテンツを増やしていくことが重要です。プレスリリースの出稿や、ソーシャルメディアの告知によって注目を集めているうちはアクセスを稼げる可能性があります。その結果、SEO評価が上がることも期待できるので、早いうちにコンテンツを制作していきましょう。

よくある失敗例

最後に、よくある失敗例について紹介します。以下を参考にして、失敗のないリニューアルを目指しましょう。

リニューアルのタイミングを逃す

そもそも、リニューアルをしないという選択が失敗につながることも多いです。よくある例としては、大半のユーザーがスマートフォンからアクセスしているにも関わらず、サイトはPC用のままで表示し、見にくいなどの理由からユーザーが離脱してしまうことです。

本来ならばスマートフォンにも対応するレスポンシブデザインにリニューアルすべきですが、コストや時間の関係から、タイミングを逃してしまい、結果、同業他社の使いやすいサイトにユーザーが移行してしまいます。

目的・目標が不適切で、内容が定まっていない

WEBサイトは何かの目的があって制作するのが基本です。集客や商品の販売促進、ネームバリューを上げるなどといった、明確な目的があるはずです。

しかし見映えさえよくすればユーザーが増えるのではないか、というような安易な考えでリニューアルすると失敗につながります。場合によっては以前のサイトの方がよかった、なんてこともあるので、まずはデザインを刷新する前に正しい目標や目的を追求しましょう。

デザインが第一優先でユーザビリティが考えられていない

WEBサイトをリニューアルした際、一番目につくのはデザインの秀逸性でしょう。しかし、デザインばかりに気を取られていると、ユーザーの使いやすさが後回しになってしまうことも失敗例としてよくあります。

デザインがよくなって嬉しいと感じるのは、既にサービスを利用しているユーザーであり、新規のユーザーにとっては既存のサイトと比較する術はありません。デザインを一新することばかりに気を取られるのではなく、あくまでユーザビリティを優先とした、サイトデザインにするのがよいでしょう。

安さだけで制作会社を選んでしまう

リニューアルの際にあまり経費がかけられないことから、制作費の安い制作会社を選んでしまうことはよくあります。価格が高ければ費用対効果も高いとは言い切れないものの、あまりに安い制作会社に頼むと、安かろう悪かろうのリスクも伴います。

そのため、値段の安さで判断するのではなくどんな制作分野が得意なのかをきちんと調べ、安さだけでなくどうしたら結果が出るかを一緒に考えてくれるような制作会社を選ぶとよいでしょう。

競合他社のマネをしただけ

競合サイトが素晴らしいものだからといって、そのままマネしたデザインを取り入れるのはおすすめしません。なぜなら、競合他社のクオリティを追い求めたからといって、それ以上のWEBサイトになることはほぼないからです。

差別化されたオリジナリティに溢れたサイトを作った方がよっぽど効果的でしょう。オリジナルで考えたWEBサイトならば、自社の特長を生かすような工夫を凝らせます。制作においては競合他社のよい部分を抽出したとしても、それ以外の部分はオリジナルで制作するようにしましょう。

運用ベースになっていない

リニューアルばかりに気を取られ、その後の運用に関してもしっかり考えておかなければ、リリース以降困ることが多々あります。一般的には、制作会社に定期的な更新を依頼できる内容の契約を結ぶ場合が多いです。

自社で更新可能なサイトを作る場合コストもかかるため、契約時に無料更新を依頼しておくのが無難でしょう。リリース後の運用に関しては制作会社とどのくらいの内容を、どのくらいの期間で対応してくれるのか、具体的な数字を用いて決めておくことが重要です。


以上、リニューアルでよくある失敗例を紹介しました。上記で紹介した点に注意して、リニューアルをおこなってみてください。

リニューアルに強いタイプ別おすすめホームページ制作会社5選

数多くのホームページ制作会社の中から自分にぴったりの制作会社選ぶのは大変難しいです。そのため、今回はリニューアルに特化したホームぺージ制作会社を5つ紹介します。特徴や料金などを知るために参考にしてください。

1. ネオインデックス

引用元:ネオインデックス(https://www.neoindex.co.jp

ネオインデックスは東京池袋に本社を構えるホームぺージ・WEBサイトリニューアルの専門会社です。オフィスは札幌、名古屋、広島、福岡にもあるためお住いの地域に合わせて依頼することが可能です。

ネオインデックスの強みはデザイナー・システムエンジニア・マーケティング・アフターサポートといった4つのチームによるサイト設計です。1200を超える制作実績や95%の継続率も魅力的です。

2. INTERNET STRATEGY

引用元:INTERNET STRATEGY(https://www.internet-strategy.net/

インターネットストラテジーは、「求められる成果を出す」ことにこだわっており、現状で抱える問題を打開するために必要なサービスを提案しています。

そのため、ホームページリニューアルのみならず、コンサルティングや一部箇所の修正など臨機応変に対応できるため、どこから始めれば良いのかわからない方におすすめのホームページ制作会社です。

3. funderfull

引用元:funderfull(https://funderfull.co.jp/creative/homepage

株式会社ファンダフルは「どのようにファンを創り出していくか」を一緒に考え、集客やブランディングに特化してホームぺージリニューアルを行っています。

また、リニューアル以外の点でもランディングページの制作や運用のサポート・代行といったサービスがありご自身にあった方法で総合的な集客力アップを見込めるでしょう。

4. Executive CREATION

引用元:Executive CREATION(https://www.exe-creation.com/renewal_create/index.html

エグゼクティブクリエイションはこれまでにホームページリニューアルを多数手がけています。そしてリニューアル後に売上や成果が上がる理由として「改善点の抽出」「トップページのこだわり」「SEOが業界TOPクラス」の3つを挙げています。

また、実際のサイトリニューアル事例も表示されているため、どのような仕上がりになるのかを予測でき、安心して業務を依頼することができます。

5. Flying High Works

引用元:Flying High Works(https://www.flying-h.co.jp/

フライング・ハイ・ワークスの実績数は600点以上にのぼります。ヒアリングから現在のWebサイトの状況を評価し、目的が達成されない原因を抽出します。また、英語や中国語、韓国語といった外国語にも対応している点が魅力的といえます。

そして、制作事例の中にはリニューアルされたサイトが数多く掲載されているのでそちらも参考にしてみると良いでしょう。

まとめ

せっかくホームページのリニューアルをするのであれば、費用対効果の高いリニューアルをしたいものです。そのためにまずは、しっかりとしたプランニングが重要です。

プランニングが決まれば、その後の工程はスムーズに進みます。設計ができていればパズルを作っていくようなものなので、プランニングに沿ってデザイン制作、コーディング、サイトの公開と進めていきます。

公開したらそれに満足するのではなく、PDCAサイクルを回し、A/Bテストを実施するなどして改善点を洗い出し、適宜修正していくことが大切です。

最後に紹介した失敗例も踏まえて、ぜひホームページリニューアルを成功に導いていきましょう。

この記事を書いたメンバー FLUX siteflow編集部
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