2022.05.18

ホームページ作成・運営にかかる費用を徹底解説|相場もあわせて紹介!

情報通信技術の発達によってインターネット社会となり、企業だけでなく個人でホームページを運営するのも珍しいケースではありません。

しかし、ホームページを開設しよう思ってもどのくらいの費用がかかるのかわからず「ホ―ムページ 費用」と検索された方も多いでしょう。ホームぺージ費用をめぐって、以下のような悩みを抱えていませんか?

  • そもそもホームページ作成の相場がどのくらいかわからない
  • 初期費用以外にも、運営していく上でどのくらいの費用が必要なのかわからない
  • できれば安くホームページを作りたい

本記事ではサイトの種類ごとの初期費用や、運営費用(ランニングコスト)についてわかりやすく説明しています。またより安くホームページを作成したい方に向けて補助金の情報も解説していますので最後までご覧ください。

【前提】3つのホームぺージ作成方法(比較表付き)

費用を考える前に、そもそもホームページを作成するにはどのような方法があるのかを知っておきたいです。なぜなら、作成方法によって費用も異なるからです。自分に合った作成方法を見つけたうえで費用を考えることをおすすめします。ホームページ作成方法は大きく分けて三つあります。

  1. CMSツールを使う
  2. HTMLとCSSなどのコードを自分で書く
  3. 外部(ホームページ制作会社・フリーランス)に依頼する

ひと目でわかる!作成方法比較表

CMSツールを使うHTMLとCSSなどのコードを自分で書く外部に依頼する
難易度★★☆★★★★☆☆
おすすめの方中級者/なるべく早く作りたい方経験者/時間に余裕がある方初心者/時間に余裕がある

それぞれの作り方にメリット・デメリットがあります。どのような作り方がいいのか分からない、もしくは迷われているという方は、それぞれを比較した上で参考にしてみてください。

1. CMSツールを使う

CMSツールを用いて、難しいデザインや開発を用いず、自ら作成する方法があります。CMSツールとは「コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、Webサイトのコンテンツを管理・更新できるシステムを指します。

HTMLやCSSといった専門的なエンジニアリング知識は基本的に不要であり、無料から使用できるものもあります。費用を抑えつつも、自らのイメージに近いホームページを作成したい方にはおすすめの方法と言えます。

メリット
  • テンプレートを活用することで、専門的の知識がほとんどなくてもホームぺージを作成することが可能
  • 無料で扱えるツールもあるので、制作会社に依頼するよりはコストを大きく抑えることができる
デメリット
  • テンプレートによって制限があるため自由自在にカスタマイズできない
  • 全くパソコンやITに触れていない人の場合、活用するのはかなり困難

2. HTMLとCSSなどのコードを自分で書く

HTMLやCSSといっ たコードを自ら書き、作成する方法です。ちなみに、HTMLとCSSとは簡単に説明すると、下記のようなものです。

HTML:Webサイトに表示されるテキストや画像・リンクなどを記述する
CSS:表示されるテキストのフォントや色、大きさや画像の位置などを調整する

プログラミング言語としては、決して学習コストが高いものではありませんが、全くエンジニアリングの知識がない方には多少ハードルが高いため、コーディングに興味・関心がある方にのみおすすめできる方法と言えます。

メリット
  • デザインやレイアウトなど、完全にオリジナルにできる
  • 外注の制作費がかからないため、コストを抑えることができる
デメリット
  • 専門的なエンジニアリングの知識が必要となる
  • 運用・管理のフェーズを考慮すると、予期せぬ対応が必要となった場合に対応できない可能性がある

自分で一から学んで作成するとなると、多大な時間を要してしまうため、早くホームページを作成されたい方には不向きと言えます。

パソコンをお持ちの方は、macやWindowsに備わっている標準のテキストエディタを作成することも可能ですが、全くの初心者にはおすすめできません。

3. 外部に依頼する(ホームページ制作会社・フリーランス)

最後に、外部に依頼する方法があります。専門的な知識はもちろん、自社の社員リソースを圧倒的に使わずに済むことができます。一定のスピードとクオリティを重視する場合には、おすすめの方法と言えます。

メリット
  • プロと一緒に進めることができる
  • テンプレートを使わないのでオリジナリティを出せる
デメリット
  • コストがかかる
  • メンテナンスなどの管理に手間がかかる

以上3つのホームページ作成方法でしたが、自分に合った方法は見つかりましたか?これを踏まえて、費用の説明に移りたいと思います。

【前提】ホームページ作成にかかる2つのコスト

ホームページ作成にかかるコストとして挙げられるのは大きく分けて「初期費用」と「ランニングコスト」の2つです。それぞれにおいて以下で確認しましょう。

①初期費用

初期費用はホームページが出来上がるまでに発生する費用のことを指します。作成方法によっては初期費用が無料のサービスも存在しますが、ホームページ制作会社やフリーランスに依頼する場合は基本的に発生します

初期費用の内訳は価格によって左右されますが一般的には以下のような項目が入ります。

進行管理費:プロジェクトが始まってから終わるまでの間、プロジェクトを管理するのにかかる費用

企画費:プロジェクトのKPI(目標値)やコンセプトの決定、現状分析や競合調査など、プロジェクトに最も重要な企画部分の費用

デザイン費:ホームページ内のレイアウトや画像作成など、デザイン全般にかかる費用

コーディング費:プログラマーがプログラミングコードを書いていく作業にかかる費用

システム開発費:コーディング以外の開発費用
サーバーやドメインの利用費、CMSの組み込み、お問い合わせ機能の設定、SSL導入などが含まれます。

デバック費:ホームページが完成した後に、きちんと機能するかどうかを確認するための費用

また、サーバー・ドメインはサブスクリプションサービスが多いため、ホームページ作成時もその後の運営でもコストがかかります。詳しくは次章で説明していますので続けてご覧下さい。

②運営費用(ランニングコスト)

ホームページは作って終わりではなく、その後の運用にも費用がかかる場合があります。ホームページ作成に欠かせないサーバーやドメインは初期費用に加えて月額の費用も発生します。

また、後々紹介しますがランニングコストはホームページ作成方法ごとに大きく異なりますが、一般的にホームページを維持するのに必要な費用の内訳は以下の通りです。

サーバー費用:Web上で土地のような役割を持ち、ホームページ作成に必要不可欠な費用
最近は多くのケースで低価格のレンタルサーバーが利用されています。

ドメイン費用:Web上で住所のような役割を持ち、ホームページ作成に必要不可欠な費用
例)「.com」「.org」「.jp」

サーバー・ドメインに関する詳しい費用は同記事のこちらで詳しく述べていますので、参考にしてください。

SSL費用:発行される「SSLサーバー証明書」は、信頼できるサイトであることをアピールするための費用

CMSツールの更新管理費用:CMS利用料のほかバージョンアップに伴うメンテナンスや更新作業に必要な費用

コンテンツの更新・追加費用:コンテンツの更新や管理に必要な費用


以上、ホームぺージ作成にかかる2つのコストについて、解説しました。次の章では、サイトの種類別にかかる初期費用について詳しく解説していきます。

①サイトの種類別に考える初期費用

冒頭でもお伝えしましたが、サイトの種類によって必要な機能が異なるため料金が変化しやすいです。そのため以下の3つの種類別に料金相場を紹介します。

  • コーポレートサイト
  • LPサイト
  • ECサイトの

これから作ろうと思っているホームページはどこに当てはまるのか、またどのくらいの金額がかかるのかを確認してみましょう。

運営上で必須!サーバー・ドメイン費用

ホームページを制作する上で必須となる要素が2つあります。それは「サーバー」と「ドメイン」です。一部のホームページ作成ツールなどでは不要になりますが、大体の作成方法では必要不可欠な項目です。

サーバーとはネット上でサービスを提供するためのコンピューターのことです。よく家を建てるための土地に例えられます。

もう一方のドメインとは、コンピューターを区別する名前のことです。例えば、URLの「~.com」という部分がドメインにあたります。ホームページにアクセスする際に必要な情報で、家の住所と似たようなものです。

サーバーという名前の土地にホームページというお店を立てて、住所に相当するドメインをお客さんに教え、アクセスしてもらうという認識をするとわかりやすいでしょう。

サーバー費用

サーバーは無料で契約できるものと有料で契約できるものがあります。無料のサーバーだと気軽に始められる点が魅力的ですが、容量や機能が充実していないためあまりおすすめできません。

会社や自身の紹介、自社サービスの告知のためにホームページを作成する場合は、有料のレンタルサーバーを利用することをおすすめします。

無料版と比べて、サーバーの性能、機能性、ページの表示速度、サポート体制などが優れているからです。レンタルサーバーは導入時に1,000~3,000円程度の初期費用が必要となります。

おすすめのレンタルサーバーの初期費用や月額料金については、以下の表にまとめております。

エックスサーバーConohaWingロリポップミックスホスト
初期費用3,300円0円1,650円0円
月額費用1,100円~931円~550円~1078円~
サイトの表示速度
無料常時SSL化
バックアップと復元0円0円有料0円
※月額費用は契約期間12ヶ月で試算

ドメイン費用

ドメインには「.com」や「.jp」といった複数の種類があり、それぞれ取得費用が異なります。ドメインは一度取得すると一年間有効で、「.com」や「.net」といったドメインであれば500~1,500円前後、「.jp」や「co.jp」といったドメインであれば1,000~4,000円ほどが相場です。

以下におすすめドメインの特徴や料金をまとめているので、ぜひご参考にしてください。


.com.jp.co.jp.net
平均金額1,408円1,628円4,158円1,628円
特徴商用サービスや企業向け日本を意味日本国内で登記を行っている会社向けネットワークに関するサービス向け
引用元:お名前ドットコム(https://www.onamae.com/

ドメインを取得するメリットとしては、サイトを訪れたユーザーから信頼を得やすい、専用のメールアドレスを使える、SEOで有利になるなど様々なものがあります。そのため、会社としてサービス展開する際には、ご自身のドメインを取得されることをおすすめします。

しかしながら、ドメインはただ取得すれば良いというものではありません。具体的には以下の5点に気をつける必要があります。

  1. 更新手続きを忘れるとドメイン失効となってしまう

    独自ドメインは一年に一度の更新が必要です。万が一、更新手続きを忘れてしまうと権利が失効するため注意せねばなりません。
  2. ドメインの権利者をしっかり確認しておく

    ドメインは基本的に申し込みをした当事者に権利があります。トラブルを避けるためにも必ず確認しておきましょう。
  3. 個人情報が公開されてしまう場合がある

    ドメインの取得時は基本的に権利者の氏名や住所といった個人情報が登録されます。登録者情報の公開は法人組織であれば問題はないかもしれませんが、個人の場合は避けたいところです。
  4. 初期はドメインのSEOへの影響力が小さい

    独自ドメインはSEOに有利に働くものの、登録後1〜3ヶ月の初期段階ではSEO効果は期待できません。
  5. 中古のドメインは避ける

    ペナルティを受けている可能性もあるため、中古ドメインの利用は避けるのが無難な選択です。

ドメインは基本的に世界に1つしか存在しないため、取得の際は熟慮する必要があるでしょう。ドメインにはどのような種類があるのか、また具体的なメリットなどについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

コーポレートサイト

コーポレートサイトとは会社案内用のホームページのことを指します。内容は会社概要や企業理念、提供サービスなどが含まれ、ユーザーに会社を知ってもらうことが目的となります。

取引先の方や、新卒・中途採用で閲覧する人が多いため、わかりやすく信頼感のあるいホームページ制作を心がけましょう。

初期費用おすすめな人作成方法
300万円~目的に対してホームページで最高の結果をもたらしたいホームページ制作会社
100~300万円ブランディングも含めオリジナリティがほしいホームページ制作会社
50~100万円デザインなどを少しだけこだわりたいホームページ制作会社
フリーランス
10~50万円必要最低限の情報を含んだホームページにしたいフリーランス
CMSツール
10万円以下とにかくホームページ作りたいフリーランス
CMSツール

LPサイト

ランディングページ(LP)は、ユーザーが広告などのリンクをクリックしたときに表示される、1枚の縦に長いWebページのことです。PRしたい商品やサービスに関する情報を提示し、成約まで結び付けることが目標となっています。コーポレートサイトと比較すると少し値段が安くなっています。

これは全体のページ数が少なく、作業項数が減っているためです。

初期費用おすすめな人作成方法
80万円~成果からしっかりと設計した本格的なサイトを作成したいホームページ制作会社
30~80万円構成やコンテンツにこだわったサイトを作成したいホームページ制作会社
運用型広告会社
10~30万円コストを抑えつつデザインにもこだわりたいホームページ制作会社
運用型広告会社
フリーランス
10万円以下とにかく費用を抑えて作成したいフリーランス

ECサイト

ECサイトは商品やサービスをインターネット上に置いた独自運営のウェブサイトで販売するサイトを指します。ECサイトは更に4つの構築方法に分けられ、その方法ごとに作成費が異なる場合があります。

初期費用おすすめな人構築方法
500万円~自社のサービスに合った本格的なECサイトを構築したいフルスクラッチ型(自社で0から構築)
500万円~完全オリジナルの大規模なサイトを構築したいパッケージ型(ホームページ制作会社に依頼)
100~500万円コストを抑えつつオリジナルのサイトを構築したいオープンソース型(ソースコードを用いて自社で構築)
無料~(別途手数料発生)カンタンに低価格でサイトを作りたい無料ASP(CMSツール)

それでは構築方法ごとの特徴や具体的な作成方法について見ていきましょう。

4つの作成構築方法

1.フルスクラッチ型

フルスクラッチ型はシステム構築において「システムを全てゼロから自前で制作すること」を指しています。自社に合ったサイトが構築できることがメリットですが、専門の知識を持つエンジニアがいなければ実現は難しいでしょう。

2.パッケージ型

パッケージとは専門のECサイト制作会社に依頼することでホームページを制作することを指します。

構築の全てを外部へ委託するため料金もそれ相応にかかりますが、独自性のある本格的なECサイトを作りたいと考えている方にはおすすめな構築方法です。

ecbeing

引用元:ecbeingホームページ

ecbeingは、13年連続で国内のECサイト構築のシェア率がNo.1を誇るECサイト構築会社です。実際の導入事例には化粧品メーカーのKOSEや航空会社のJALなど有名な企業のECサイトを多く手掛けています。

BtoB、BtoCの両方に対応しているため、目的に応じてプランを選択できます。

EC-ORANGE

引用元:EC-ORANGEホームぺージ

EC-ORANGEではソースコードを開示しているためECサイトをリリースした後でもカスタマイズや追加開発が可能です。また、顧客の課題に向き合いECサイトを制作しているので作った後の効果もしっかりと見込めます。

導入事例としては小田急百貨店や三井不動産などが挙げられます。

コマース21

引用元:コマース21ホームページ

コマース21の強みは販売力にあります。年間EC売上高が100億円を超えるクライアントのECシステムを構築したり、EC売上高の上位100社のうちコマース21が手掛けた企業数が21と実績が豊富です。

これまでにパッケージの紹介をしてきましたが、実際の費用などは要件に応じて異なります。そのためもしパッケージでECサイト構築を検討している方は実際に問い合わせをしてみましょう。

3.オープンソース

オープンソースとはソフトウェアを構成しているプログラム「ソースコード」を、無償で一般公開することです。ECサイトの構築システムでも取り入れられており、カスタマイズ性の高さが利点になっています。

一方、専門知識がないと使いこなせなかったり、サポートが整っていないため、問題が発生したら自ら解決する必要があります。

EC-CUBE

引用元:EC-CUBEホームぺージ

EC-CUBEではダウンロード版とクラウド版の2種類で展開されています。ダウンロード版は無料でインストールすることができますが、コードの改編やセキュリティ面などは自社で賄う必要があるので専門知識が必要です。

その他にも海外版だと「Magento」のオープンソースが有名ですが全て英語で対応しなければならないので難易度が高いです。

4.ASP

ASPはApplication Service Providerの略で「ECサイトの仕組みをクラウド上で使わせてもらう」といった意味で用いられています。こちらはECモールほど低コストではありませんが、デザインなどにこだわれるという点で優れています。

しかし、自社のECサイトでありながら外部システムを活用しているため、これからEC事業を拡大させたいと考える方にとっては障壁となる可能性があります。代表的なASPは以下の3つです。

BASE

引用元BASEホームぺージ

BASEは4年連続ネットショップ開設1位という実績を持っており、2021年5月時点で150万ものショップが開設されています。

登録料・月額費用は無料で商品が売れた時に発生する手数料と売上を振り込みする際の手数料が発生する仕組みです。手数料は2つあり、1回の注文の合計金額(商品売上+送料)に併せて6.6%+40円かかります。

1回の注文の売上金額が(税込)10,000円で、送料が(税込み)100円の場合は以下のようになります

【計算例】

注文合計金額(税込)10,100円
BASEかんたん決済手数料(3.6%+40円)-404円
BASEサービス利用手数料(3%)-303円
振り込み申請できる金額9,393円

またこの利益を実際に振り込む際には振込手数料と事務手数料の2種類が発生する場合があります。

<振込手数料>
一律250円

<事務手数料>
振り込み申請額が2万円未満の場合→500円
振り込み申請額が2万円以上の場合→0円

そのため今回の場合はショップの利益が9,393円で2万円に達していないため、振込手数料と事務手数料が同時にかかります。わかりやすく表にまとめると以下のようになります。

【計算例】

振り込み申請できる金額9,393円
振込手数料-250円
事務手数料-500円
実際の振込金額(利益)8,643円

また実際にBASEを介してECサイトを設立した事例はこちらからご覧いただけますので、参考にしてみて下さい。

Stores

引用元:STORESホームぺージ

STORESではネットショップの開設はもちろんのこと集客や顧客対応、分析など豊富な機能が搭載されています。また業界最安水準をPRしており、フリープランとスタンダードプランの2種類を展開しています。実際に以下の表で料金を比較してみましょう。

フリープランスタンダードプラン
月額料金0円2,178円(税込)
決済手数料5%3,6%

また、実際に振り込む際には振込手数料と事務手数料の2種類が発生する場合があります。

<振込手数料>
一律275円

<事務手数料>
振り込み申請額が1万円未満の場合→275円
振り込み申請額が1万円以上の場合→0円

※ Storesでの振り込み申請額は決済手数料・振込手数料を差し引いた金額のことを指します。

それでは実際にフリープランに加入して、先程と同様に1回の注文の売上金額が(税込)10,000円で、送料が(税込)100円の場合を考えていきましょう。

【計算例】

注文合計金額(税込)10,100円
決済手数料‐505円
振込手数料‐275円
事務手数料‐275円(注文合計金額から決済手数料・振込手数料を引いて1万円に到達しなかったため発生)
実際の振込金額9,045円

また、実際にSTORESを介して設立されたECサイトの事例はこちらからご覧いただけます。

shopify

引用元:shopifyホームぺージ

Shopifyは175か国で170万件を超えるビジネスをサポートしており、様々な通貨にも対応しているため、日本のみならず他国にも商品を販売できるのが強みです。

プランは5つありますのでそれぞれを比較して自分に合った方法でECサイトを構築しましょう。また上記にあるリンクから、shopifyで構築したECサイトを閲覧できるので参考にしてください。

ベーシックスタンダードプレミアム
月額費用$29約3,300円$79約9,000円$299約34,000円
決済手数料
日本のオンラインクレジットカード3.4%3.3%3.25%
海外のオンラインクレジットカード3.9%3.85%3.8%
JCBのオンラインクレジットカード4.15%4.1%4.05%
取引手数料
Shopify ペイメントを利用している場合無料無料無料

以上、3つのホームぺージ種類別に相場感をお伝えしてきましたが、ホームページ作成は様々な要素から成り立っているため一概に正確な価格を提示することができません。そのため今回の料金相場表はあくまでも参考程度に見て頂ければ幸いです。

②ホームぺージ作成方法別に考える運営費用

自分が作成したいサイトの種類や予算が定まったら、それと同時に作成方法も決まってくるでしょう。ホームページは作って終わりではなくその後の運用が鍵を握ります。そのため運用に必要なランニングコストもしっかりと考えたうえで実装に移りましょう。今回紹介するホームページ作成方法は以下の3つです。

1.CMSツールを利用する
2.HTML・CSSで作成する
3.外注する(ホームページ制作会社・フリーランスへ依頼)

それぞれのランニングコストについて触れる前に、サーバーとドメインに関する運営費用について説明します。サーバーは月額費用、ドメインは年額費用が発生します。サーバーの月額費用は500円~1000円ほどで、ドメインの年額費用は1000円~4000円ほどが相場です。より具体的な料金を知りたい方は先程の表をもう一度ご確認ください。

それでは、3つのホームぺージ作成方法ごとにおけるランニングコストについて詳しく見ていきましょう。

CMSツールを使う場合

CMSとは、Contents Management Systemのことです。ホームページには、テキストや画像などさまざまなコンテンツが使用されますが、それを一元的に管理できるシステムです。

CMSを利用する最大のメリットは、専門的な知識が不要であることです。ここまででお伝えしてきた通り、ホームページを作成するにはHTMLやCSSなどの知識が必要です。しかし、CMSならこれらの知識はいっさい不要で、誰でも本格的なサイトの作成ができるのです。

CMSで構築されたホームページに必要なランニングコストは、レンタルサーバーの月額費用とドメインの更新費用です。月額数千円の月額利用料が必要なCMSもありますが、Wixやペライチといったクラウド型のCMSツールは無料から始められます。

現在ではさまざまなCMSがありますが、今回は3つ紹介します。

WordPress

引用元:WordPressホームページ

WordPressとは、世界で最も多く使用されているホームページ作成ツールです。サイトの作成やブログの作成といったCMS(コンテンツ管理システム)の一つで、豊富なテンプレートがある点と無料から使用できる点が大きな特徴と言えます。

初めてホームページを作成する方から制作業者などの専門家まで幅広い方々におすすめできる作成ツールの一つです。ただし、自身でサーバーを契約したりなどする必要があること、自由度が高いからこそ逆に素人には扱いにくいことがあります。

Wix

引用元:Wixホームページ

Wixはイスラエル発のホームページ作成ツールの開発提供企業です。作成者のスキルに応じて、様々な利用方法が選択できる点が大きな特徴の一つと言えます。

また、目的別の細かな料金プランがあることもユニークな点で、大きく分けて「ホームページプラン」と「ビジネス&Eコマースプラン」に分かれており、幅広いユーザーが使用するケースを想定した料金プラン体系となっています。

無料ドメイン接続ベーシックアドバンスVIP
初期費用0円0円0円0円0円
月額費用0円500円900円1,300円2,500円
データ容量500MB500MB3GB10GB35GB
広告の非表示××
独自ドメイン×

ペライチ

引用元:ペライチホームページ

ペライチは直感的な操作で簡単にサイト作成できるホームページ作成ツールです。ドラッグ&ドロップで構成を変更できるので、初心者にはおすすめです。

ただ10Pを超えるページは作成できないため、ブログなどページ数の多いホームページを作成したい方にはおすすめできません。無料で始めることができるので、まずは登録して自分に合うか確かめて見ましょう。

スタートプランライトプランレギュラープランビジネスプラン
初期費用0円0円0円0円
月額費用0円1078円2178円3278円
ページ公開数13510
広告の非表示××
独自ドメイン×


上記のサービスを使えば、誰でも簡単にホームページを作ることができます。以下の記事では今回紹介していないCMSツールを知ることができます。他にも、ホームページを作成するときに知っておきたい手順や集客方法について解説していますので併せてご覧下さい。

HTML・CSSなどのコードを自分で書く場合

最も一般的といえるHTMLサイトで構築されたホームページの費用について確認しましょう。
主な費用としては初期費用とランニングコストが発生します。このうちランニングコストとしてはサーバー・ドメイン・SSL証明書の更新費用などが必要です。それぞれについて以下で詳しく説明します。

ホームページの運営で必要となるランニングコストは、主にサーバーの管理費用とドメインの更新費用です。レンタルサーバーはプランによって大きく異なりますが、価格の安いサービスであれば月額約300~500円から利用できます。

法人やビジネスとして運営する場合でも、月額1,000~3,000円程度のレンタルサーバーで十分な容量とセキュリティを確保できます。ドメインの更新費用は登録費用の同等から1.5倍あたりが相場です。また、有料のSSL証明書を利用する場合はその更新費用も必要です。

HTMLを学んで自分で一から作成するとなると、多大な時間を要してしまうため、お急ぎでホームページを作成されたい方には不向きと言えます。

パソコンをお持ちの方は、macやWindowsに備わっている標準のテキストエディタ作成することも可能ですが、全くの初心者にはおすすめできません。

一般的にはホームページ制作ツールを使用して自分で作成するか、制作会社に依頼されることが多いかと思いますが、もしそれでもHTML,CSSでの作成に挑戦されたい方には以下の記事をご参考にしてください。

HTMLとは?CSSとは?の基礎的な説明から、実際に作成するまでのステップを詳細に解説しています。

外部に依頼する場合(ホームページ制作会社・ フリーランス)

ホームページを外注して作成する場合の外注先はホームページ制作会社とフリーランスの2つが上げられます。以下で詳しくみていきましょう。

ホームページ制作会社に依頼する

ホームページ制作会社に依頼する場合の費用について解説します。費用面で問題なければ、専門のホームページ制作会社に依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。

制作会社に依頼した場合、月額5,000~30,000円の運用・保守費用が必要です。運用・保守費用にはサーバーやドメインの管理はもちろん、セキュリティリスクの排除やトラブル発生時の対応など、ホームページ運営におけるあらゆる面でのバックアップが含まれています。

もちろん全面的、もしくは部分的に自己管理することでコスト削減につながりますが、万が一トラブルが発生した場合、独自での解決が求められるという点に注意が必要です。

ホームページ制作会社に依頼する場合の相場はわかったものの、具体的にどこに頼めば良いかわからない方は、対応範囲の広い以下の会社がおすすめです。ここでは例として、株式会社LIGをご紹介します。

株式会社LIG

引用元:株式会社LIG ホームページ (https://liginc.co.jp/

LIGは電通やNTTドコモのような誰もが知る大企業とも取引する、実績豊富な制作会社です。LIGはホームページ制作、Webマーケティングのサポート、業務システムやアプリのシステム構築のほか、Webクリエイターの育成事業まで手掛けています。

上記以外にも、マーケティングが得意、キャンペーンに強い会社など特徴別におすすめのホームページ制作会社をまとめているので、気になる方は以下の記事を参考にしてください。ホームページ制作会社選びで失敗しない7つのポイントも合わせて紹介しています。

フリーランスに依頼する場合の相場

フリーランスへ依頼する場合でもサーバーとドメイン費用はこれまで通りかかってきます。

ホームページの制作費用は人件費が多くを占めているため、さまざまな職種が関わる製作会社では制作費用が高額になる傾向にあります。一方、個人で仕事を請負うフリーランスであれば制作会社よりも比較的安価で制作可能です。

フリーランスへ依頼してホームページを作成する場合に必要なランニングコストは、レンタルサーバー費用とドメイン更新費用です。

必要であればSSL認証の更新費用も加算されます・また、更新やアップデートの際には追加で料金がかかってしまう場合もあるので依頼先のフリーランスの方に対して念入りに確認しましょう。

また、実際にフリーランスをどこで探せばいいの?と感じる方もいらっしゃると思います。

以下で国内の有名なクラウドソーシングサイトやフリーランスコミュニティを紹介しているので、各種サービスを利用して信頼できるWebデザイナーを探してみましょう。

クラウドワークス

引用元:クラウドワークス ホームページhttps://crowdworks.jp/

クラウドワークスは個人や法人を問わず、インターネット上で業務委託の受発注ができるマッチングサイトです。

フリーランスとして登録している人物にこちら側から依頼するか、募集内容を掲載して制作希望者を募るかという2つの方法があります。ネットを介したクラウドソーシング草創期からサービスを続けているので、システム面では信頼性があります。

ランサーズ

引用元:ランサーズ ホームページhttps://www.lancers.jp/

ランサーズは仕事を発注したいクライアントと、仕事を受注したいランサーをマッチングするクラウドソーシングサービスです。

クラウドワークスと同じようにクライアント側から依頼するか、制作希望者を募るかという2つの方法に加え、制作内容と価格を提示している製作者に依頼するという方法もあります。

FreelanceNow

引用元:FreelanceNow ホームページhttps://freelancenow.discussionpartners.net/

FreelanceNowはさまざまなジャンルのフリーランスが集まる実名制のコミュニティです。Facebookグループを中心としてコミュニティが形成されており、依頼フォームから概要を送るとグループに投稿されます。

そして、依頼に興味をもったフリーランスから連絡がくるという仕組みです。

以下の記事では、フリーランスへ依頼する場合のメリット・デメリットや確認しておきたい注意点について詳しく解説しています。

ホームぺージ制作会社よりも圧倒的な安さを誇るフリーランスですが、しっかりと選定しなければ品質を担保するのは困難です。自分の作りたいホームページを実現できるようなフリーランスを探したい方はあわせてご覧下さい。

集客力をアップさせるために必要なオプション費用

ホームページ運営に必要となるその他のオプション費用について解説します。特にホームページで集客をしたい方向けで、広告費用やSEOなどのコンサルティング費用について解説しています。

広告費用

ホームページを運営する目的のひとつとして、販促機会の増大や内容の訴求があります。情報発信や、商品販売、キャンペーンの認知度向上、あるいは自社ブランディングなど、役割はさまざまです。

しかし、根本的な目的は、個人であれば自身に関する情報を広めたり、企業であれば自社の製品やサービスを多くの見込み客に知ってもらい、販促機会を最大化したりすることにあります。

そのため、Google広告やYahoo!広告といったリスティング広告への出稿も場合によっては必要となるでしょう。

リスティング広告はキーワードによって広告単価が変動する仕組みであり、競合性の高さに比例してより多くの広告費用が必要です。

引用元:Google広告(https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/

Google広告では、指定した予算に応じて広告を打ち出すことが可能です。また会社の経営状態に応じて予算の調整や掲載開始・停止が自在にできることも魅力的です。

無料で始めることができ、Google広告がユーザーにクリックされお問い合わせやサイト訪問などの成果に繋がった時にのみ料金が発生するため、費用をおさえながら広告を出せます。

SEOなどのコンサルタント費用

SEO(エスイーオー)とは、Search Engine Optimizationの略で、その直訳どおり「検索エンジンを最適化する」テクニックのことを指します。ここで言う最適化とは、検索時に上位にサイトが表示されるように、サイトを最適な状態に準備しておくことです。

法人などでホームページの運営を事業の中核に据える場合、コンサルタントとの契約を結ぶケースも少なくありません。

Webコンサルティングの費用相場については、コンサルタントによって大きな幅がありますが、基本的には「スキルレベル×時間」で決定されます。

たとえば、広告運用コンサルティングであれば100,000~300,000円、SEOコンサルティングであれば100,000~500,000円が相場といえるでしょう。

具体的なSEO対策の例として、キーワード選定があります。どのようなキーワードを選ぶかによって、サイトの表示順位に大きな影響が出るでしょう。

ユーザーがなにかを検索する心理には、「解決したい」「詳しく知りたい」「〇〇を買いたい」「〇〇に行きたい」などの欲求や悩みがあります。

これらを解決するキーワードを選定できればユーザーのニーズに答えられるため、アクセスアップが望めます。

キーワードにはメインキーワード、関連キーワード、複合キーワードなどがあり、これらの要素を組み合わせて選定します。キーワードを探す補助ツールなどもあるので、うまく利用しながらキーワードを選びましょう。


以下の記事では、タイトルとディスクリプションの設定や画像や文字サイズの最適化など、いますぐ行えるSEO対策を以下の記事で詳しく紹介しているので、ご参考にしてください。

ホームページ制作に使える3つの補助金

最後により安くホームページを作成したい方に向けて補助金の情報をお伝えします。

ホームページ制作に使える主要な補助金・助成金制度としては、「IT導入補助金」と「小規模事業者持続化補助金」「地方自治体のホームページ作成費用補助金」の3つが挙げられます。

当然ですが、支給要件や支給金額などは制度ごとに異なるので、申請する場合は公式のWebサイトなどで詳細を必ず確認しましょう。

1. 小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、日本商工会議所が提供している補助金制度です。基本的には数人から十数人規模の小規模事業者(営利団体)が対象ですが、特別な要件を満たした特定非営利活動法人が申し込める場合もあります。

小規模事業者持続化補助金では、ホームページの制作を含む商品の販路拡大や生産性向上に関する取り組みを支援してもらえます。

2. IT導入補助金

IT導入補助金は、経済産業省管轄の補助金制度です。この制度ではECサイトなどのホームページ制作のほか、会計システムや業務システムなど業務効率化に有用なITツールの導入について小規模事業者や中小企業を支援しています。

2021年度は従来のA類型、B類型に加え、新型コロナウイルスの感染予防に有用な非対面型業務形態への移行に取り組む企業に対して、特別枠としてC類型・D類型も設置されています。

3. 地方自治体のホームページ作成費用補助金

地方自治体が独自にホームページ制作費用を補助・助成している場合もあります。

ただし、国による小規模事業者持続化補助金と、各自治体による補助金の併用はできないのでご注意ください。それぞれの支給要件や支給金額を比較検討してからどちらに申し込むか決めるとよいでしょう。

以下の記事ではこれらの補助金・助成金に関する詳しい補助額や申請スケジュール、注意点などについて掲載しています。自身のホームページに適用できる可能性があるので併せてご覧下さい。

まとめ

ホームページ制作における初期費用とランニングコストは、制作方法や依頼先によって大きく異なります。適正費用でホームページを作成・運用するためには、目的や役割を明確化し、それに応じて最も適した方法を選びとって構築する必要があるでしょう。ぜひ、本記事を参考にして、ご自身の希望に沿ったホームページの制作や運用に役立てて下さい。

この記事を書いたメンバー FLUX siteflow編集部
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