2022.05.18

税理士事務所のホームページ事例8選|参考にしたいポイントとは

税理士事務所がホームページを作成する目的はなんでしょうか。おそらくホームページを通じて事務所の認知度を高たり、新規顧客の獲得数を増やしたりしたいといったところでしょう。

あるいは、既に持っているホームページをリニューアルすることでホームページからの集客効果を最大化したいと思っている方も多いでしょう。

それでは、実際に目的を達成することのできるホームページを作成するためにはどのようなことに気をつければいいのでしょうか。税理士事務所のホームページにはどんな情報を掲載すればいいのでしょうか。

・ホームページに掲載するべき情報を知りたい
・実際の税理士事務所のホームページを見たい
・どういう部分を参考にすべきなのか知りたい

本記事では、税理士事務所のホームページ作成に必要な情報を全て網羅しています。税理士事務所のホームページ事例の紹介に加え、実例を見ながらホームページに掲載すべき内容についても解説しているので、本記事を読めば税理士事務所にピッタリなホームページを作成するコツが見えてくるでしょう!

税理士事務所におけるホームページの役割とは

ホームページを運営する目的や役割は、ブランディングや集客、商品・サービスの販売などさまざまです。税理士事務所におけるホームページの役割も同様に、さまざまなことが考えられますが、一般的には集客や問い合わせの獲得、認知度の向上などが挙げられます。

税理士事務所を探すとき、多くの方はインターネットを利用します。「地域名+税理士」のような形で検索するケースが多いため、ホームページがなければ見つけてもらえません。誰もが当たり前のようにインターネットで情報収集を行う現代において、ホームページがなければ、それだけでハンデとなるのです。

ホームページがあれば、どのような想いで業務を行っているのかというメッセージも伝えられます。気になった方がメールで問い合わせをし、顧客の獲得につながることも十分考えられるでしょう。

税理士事務所ホームページの事例

ホームページの開設やリニューアルにあたり、どのようなデザインにすればよいのかと悩むケースは少なくありません。そこで、以下では参考になる事例をいくつかピックアップしました。気になったサイトがあれば、ぜひチェックしてみましょう。

ひかり税理士法人

引用元:ひかり税理士法人ホームページ(https://www.hikari-tax.com/

京都市で営業している「ひかり税理士法人」のホームページは、全体的に洗練されたデザインが印象的です。事業承継や経営コンサルティング、相続などの専門家として活躍しており、幅広い知識と豊富な経験があることをトップページで伝えています。

どのようなことを相談できるのか、わかりやすくメニューを配置していることが特徴です。相続や経営、事業承継、税務調査など個別にメニューを設けているため、初めて訪問した方が迷う心配もありません。メールマガジンや無料相談の専用フォームを用意しているのもポイントです。

税理士法人荒井会計総合事務所

引用元:税理士法人荒井会計総合事務所ホームページ(http://www.arai-kaikei.info/

「税理士法人荒井会計総合事務所」は、岐阜市を拠点に営業している税理士法人です。トップページには、どのような事務所なのかが簡潔かつわかりやすく紹介されており、初めて訪問した方に安心感を与えられる設計となっています。

「経験豊富な若手スタッフが親身に対応」「黒字決算と適正申告を応援します」など、事務所としての強みをアピールしているのも特徴です。自社の強みをアピールすることで、一目で「ここなら安心して相談できそう」と感じてもらえます。料金体系をわかりやすく表で記載しているのもポイントです。

タカギ税理士事務所

引用元:タカギ税理士事務所ホームページ(http://takagi-kaikei.com/

「タカギ税理士事務所」のホームページは、落ち着きのあるカラーを基調とした全体的にナチュラルなデザインが特徴です。税理士事務所は、どうしても堅苦しいイメージがつきまといますが、ナチュラルなデザインの採用により、そのようなイメージを払拭しています。
「税理士は何をしてくれるの?」と疑問を抱く方は少なくありません。そのため、同事務所ではトップページにて、税理士の仕事内容や相談するメリットなどを丁寧に説明しています。

訪れた方へ具体的な行動を促す設計になっているのも特徴といえるでしょう。「初回相談無料」「いつでもご連絡ください」と大きく記載されており、具体的な次のアクションを促すことで、気軽に相談しやすい事務所であることをアピールしています。

税理士法人アイユーコンサルティング

引用元:税理士法人アイユーコンサルティングホームページ(https://www.taxlawyer328.jp/

スタイリッシュで洗練されたデザインを採用したホームページです。トップページにはスタッフの写真を掲載しており、訪れた方へ安心感を与えられる設計となっています。

「顧客満足度97.76%」「相続・承継案件数累計2,000件以上」「税理士21名」など、強みと実績をわかりやすく掲載していることが大きな特徴です。税理士を探すときには、過去の実績をチェックする方が多いため、トップページでアピールするのは有効だと考えられます。

また、費用やプランがわかりやすいのもポイントです。自動見積もりシステムを導入しており、訪れた方は簡単な情報入力を行うだけで、費用の概算を確認できます。

税理士法人チェスター

引用元:税理士法人チェスターホームページ(https://chester-tax.com/

「税理士法人チェスター」は、相続税の申告や相談を得意とする事務所です。相続税専門の税理士事務所として営業しており、累計20,000人に選ばれた実績があります。ホームページでも、相続税専門であること、豊富な実績があることをしっかりアピールしている点が特徴です。

税理士を探している方は、「この事務所へ依頼するメリットは何なのか」を考えます。同事務所では、そのようなユーザーの心理をくみ取り、依頼するメリットをわかりやすく丁寧に説明しています。

また、ダブルチェックや期限管理の徹底、最新鋭の機器による調査など、お客様への約束事を明記しているのも、安心感を与えられる理由です。

近藤税理士事務所

引用元:近藤税理士事務所ホームページ(https://www.ktax-agent.jp/

「近藤税理士事務所」のホームページは、見やすい色使いと大きな文字が印象的です。サイト上部にはメニューをわかりやすく配置しているほか、無料相談フォームも設置しており、初めて訪れた方にも優しい動線が敷かれています。

訪問者が抱えているであろう悩みを抽出して明記し、同事務所への依頼により解決できることを明確に伝えている点が特徴です。なぜ解決できるのか、理由も丁寧に説明しているため、「試しに相談してみよう」と思わせられます。

トップページの最下部にも無料相談フォームが設置してあり、無料相談を促す文言を記載しています。「30秒で完了」と、時間がかからないことも伝えているため、アクションを促しやすい設計です。

税理士法人大田原・眞﨑事務所 相模原支店

参照:税理士法人大田原・眞﨑事務所 相模原支店 ホームページ(https://sagamitax.com/

シンプルなデザインを採用したホームページです。トップページのわかりやすいところへ、事務所としての理念を記載しており、どのような想いで事業を営んでいるのかを訪問者へ伝えています。

コンテンツを盛り込みすぎてしまうと、訪問者が迷ってしまうおそれがありますが、こちらのホームページではその心配がありません。最小限のコンテンツしか盛り込んでおらず、ユーザーは必要な情報に素早くアクセスできます。シンプルな設計で高齢ユーザーにも優しいホームページといえるでしょう。

税理士法人CROSSROAD

参照:税理士法人CROSSROADホームページ(http://www.crossroad.or.jp/

ホワイトとブルーの色遣いで、クールな印象を与えるホームページです。トップページにはスタッフの集合写真を掲載しており、訪れた方へ安心感を与えています。

さまざまな業務に対応しており、個別にわかりやすく説明しているのが特徴です。メンバー紹介のページでは、在籍している税理士ごとに写真と詳細なプロフィールを掲載しています。どのような税理士に依頼できるのかについては、お客様が気になるところであるため、有効なコンテンツといえるでしょう。

税理士事務所のホームページデザインの参考になるページを他にも閲覧したいという方は、ギャラリーサイトを活用してみてください。ギャラリーサイトとは、デザイン性の高いホームページをまとめたもので、サイト内検索にかけることで特定のホームページの参考デザインを簡単に見つけることができます。

ここでは、おすすめのギャラリーサイトの一例としてSANKOU!を紹介します。

SANKOU!

引用元:SANKOU!ホームページ(https://sankoudesign.com/

SANKOU!は2,383個(2021年5月9日現在)のデザイン例を掲載しています。Webサイト、ランディングページ(※)、コンテンツページなど目的や種類、デザイン性、色などさまざまなカテゴリーからデザインを検索できます。サイト詳細を見ると「雑誌風なレイアウト・あしらい」「要素が動く」など細かいタグ付けがされているため、直感的にタグを選ぶこともできます。また、お気に入り機能もあるので気に入ったデザインを保存して後で比較することもできます。

※ランディングページとは、サイトを訪れた人が検索結果や広告から目的のサイトをクリックした結果、最初に表示されるページのことです。1ページ完結でストーリー仕立てとなっているものが多いです。

ギャラリーサイトはSANKOU!の他にもたくさんあります。以下の記事ではその他のおすすめギャラリーサイトの紹介をしていますので、参考にしてください。

税理士事務所のホームページに載せるべき内容

税理士事務所のホームページを制作する際、掲載すべき内容が複数あります。ホームページによる集客力向上を狙うためには欠かせないものなので、どのようなかたちで掲載するのか検討してみてはいかがでしょうか。

それでは実際に荒井会計総合事務所のホームページを例として取り上げながら見ていきましょう。

サービス内容

サービス内容はいわば、その税理士事務所がどのような分野(所得・法人・相続・消費・住民・事業・固定資産税など)に強みを持っているかをアピールする材料です。これまでの経験や取り扱った案件数などを交えながら、どのようなサービスを提供しているのかをわかりやすく載せるとよいでしょう。

荒井会計総合事務所のホームページでは、メニューバーから業務案内のページに移動することで、簡単に業務内容に関する情報を閲覧することができるように設計されています。

引用元:荒井会計総合事務所ホームページ(http://www.arai-kaikei.info/

税理士紹介

依頼人(顧客)は、どんな税理士が担当するのかを知ることで信頼感を推し量るでしょう。信頼感を与えるために、また所属する税理士の経歴やスキルをPRするために、税理士を紹介するページを制作しましょう。

荒井会計総合事務所のホームページでは、顔写真付きの職員紹介ページが以下のように掲載されています。趣味や仕事の目標なども書かれていて、親しみやすさを感じます。

引用元:荒井会計総合事務所ホームページ(http://www.arai-kaikei.info/

費用

費用は依頼人(顧客)が最も気にする部分でしょう。案件や手続きによって費用は異なりますが、目安としての費用やあらかじめ定まっている料金などは、わかりやすく書いておいたほうがよいでしょう。無料で取り扱っている相談などがあれば、アピール材料として併記してください。

荒井会計総合事務所のページでは、料金体系が業務や区分ごとにわかりやすく掲載されています。さらに、モデルケースの紹介もあり、顧客が費用面でも安心して依頼に踏切ることができるような工夫がされています。

引用元:荒井会計総合事務所ホームページ(http://www.arai-kaikei.info/

会社概要

会社概要には所在地や営業時間、事務所の代表の名前などに加えて、これまでどんな案件を扱ってきたのか、また事務所として掲げているモットーや指針などを1ページにまとめておくとよいでしょう。そうすれば、依頼人(顧客)は会社概要を閲覧することで、大まかな事務所の全体像を把握できます。

新井会計総合事務所のホームページでは、事務所紹介のページに、企業理念や事務所概要の記載がされています。

引用元:荒井会計総合事務所ホームページ(http://www.arai-kaikei.info/

事務所案内

税理士事務所がどんな場所にあり、どのようなアクセス方法があるのか、さらに駐車場の有無などをきちんと明記しておくことが大切です。駅から近い事務所などでは、改札を出てからの道筋を写真付きで案内している場合もあります。

事務所紹介のページをスクロールしていくと、アクセス方法が掲載されています。バス停に関する情報に加え、駐車場の有無の記載もあるのでとても丁寧です。

引用元:荒井会計総合事務所ホームページ(http://www.arai-kaikei.info/

コラム

ホームページの更新頻度を高めるという観点からも、実際に取り扱った事例からお伝えできるワンポイントなどをコラムとして掲載するとよいでしょう。

法改正がある時期などに、それに沿った内容を更新すれば注目度アップも期待できます。同時に、コラムを監修した担当税理士の顔写真やコメントも掲載すれば、所属するスタッフの認知度向上にもつながります。

荒井会計総合事務所の場合、スタッフブログと題して税金や経営計画に関するコラムを掲載するページが設けられています。定期的に更新されていると事務所に対する信頼も高まることが期待できるでしょう。

引用元:荒井会計総合事務所ホームページ(http://www.arai-kaikei.info/

FAQ

FAQを設け、多くの方から問い合わせがある事柄や、一般的な疑問などを列挙しておくこともポイントです。わざわざ連絡しなくても依頼人(顧客)の疑問を解決できるうえ、同じ内容の問い合わせを削減することで、問い合わせ対応の効率化にもつながります。

荒井会計総合事務所の場合、「なんでもご相談ください」というメニューバーからページに移動すると、考えられる疑問に対する簡潔な解説を閲覧することができます。

引用元:荒井会計総合事務所ホームページ(http://www.arai-kaikei.info/

予約フォーム

時間や場所にとらわれず予約するには、Web上で入力できる予約フォームが適しています。そのため、相談の希望日時や相談内容を入力できる予約フォームがあると便利です。

同時に、電話での問い合わせや予約ができるように、フリーダイヤルなどをわかりやすく明記しておくことも大切です。

荒井会計総合事務所のホームページでは、「お問い合わせフォームはこちら」の文字が常にヘッダーに表示されているので、ホームページを訪れたユーザーにとってとてもわかりやすい導線といえるでしょう。

引用元:荒井会計総合事務所ホームページ(http://www.arai-kaikei.info/

税理士事務所のホームページでやりがちなNGポイント

「ホームページを運営しているのに、問い合わせや集客にまったく結びつかない」というケースは意外と少なくありません。ここでは、税理士事務所のホームページでやりがちなNGポイントを3つご紹介します。

1. ホームページの目的や役割が不明確である

目的や役割が明らかでないままホームページを作成しても、望むような効果は得られないでしょう。ホームページを作成する場合に最も重要なのが、目的や役割を決めることです。

たとえば、問い合わせの数を増やして集客につなげたいのであれば、そのための動線が欠かせません。このケースでは、問い合わせや無料相談フォームの設置が有効です。また、お客様が「相談したい」と思えるように、自社の強みや依頼するメリットなどをアピールすることも大切です。

2. プロフィールの内容が不十分である

税理士への相談や依頼を検討している方は、「安心できる事務所か」どうかをチェックしています。会社や税理士のプロフィールが不十分だと、どのような会社なのか、税理士なのかがわからず安心できません。

そのため、ホームページへ記載するプロフィールは、充実させることが基本です。過去の実績や経歴はもちろん、どのような業務に強いのかなども記載しておくと、お客様は安心できるでしょう。

また、税理士のプロフィールを掲載する際には、顔写真付きにすることでより安心感を与えることができるでしょう。

3. 更新頻度が低い

ホームページは、開設したらそれでおしまいではありません。定期的に更新を行い、鮮度の高い状態を保つことが大切です。

更新頻度が低いと、もう営業していない事務所だと思われてしまうかもしれません。不信感を抱かせてしまう原因にもなりかねないため、定期的な更新を行いましょう。こまめな更新は、SEOの観点からも有効です。

ホームページにかかる費用

ホームページを運営していくためには、作成費と維持費が必要になります。ここからは、それぞれの費用の相場について解説していきます。

ホームページの作成にかかる費用

ホームページの作成にかかる費用はピンキリです。デザイン性や機能性を高めようとするほど高額になっていくのが一般的です。ここでは、一般企業のホームページ制作にかかる費用を目的別に分けて紹介するので参考にしてください。

<50〜150万円>

制作費としては、かなり安価な金額帯と言えます。金額を安価に抑えるため、ホームページの作成仕方としては、ウェブサイト制作ツールの既存テンプレートに用いて、開発することが多くなります。そのため、オリジナリティがあるWebサイトの制作などは難しいと言えるでしょう。

<150万円〜500万円>

制作会社に依頼した場合、この金額感に収まることが一番多いと言えるでしょう。ホームページの作成仕方としては、クライアントからのヒアリングベースで、0から作成する形が一般的です。

Webサイト毎の特徴を踏まえた上で、デザインやコーディングをしていくため、一定のオリジナリティやクオリティがある成果物を制作することができると言えます。

<500万円以上>

ホームページ・リニューアルや趣向を凝らしたホームページを新規作成しようとした場合、制作費は500万円以上かかってくるでしょう。この規模の制作になると、制作期間も半年前後かかります。

ただ、マテリアルとしてのホームページを作成するだけではなく、コーポレートブランディングの観点も0から一緒に考えたり、他にはないオリジナリティのあるWebサイトを制作することができます。

ホームページのリニューアルにかかる費用

ホームページのリニューアルをする場合、どのくらいの費用がかかるのかを簡単に説明していきます。リニューアルにかかる費用は、リニューアル内容や目的によって大幅に変動します。

<50万〜100万円>
仕上がりのクオリティは金額によっても左右されますが、50万~100万円の価格帯でもリニューアルは十分可能です。場合によっては新たなページや機能の追加、システムの組み込みなどもできます。

ただし、リニューアルはできるものの、100万円以内となるとできることはかなり限定的となります。そのため、思い描いていた通りの効果やメリットを得られない可能性もあるでしょう。まずはどのような効果やメリットを得たいのかを明確にしたうえで、業者へ相談することが大切です。

また、この価格帯に抑えたいのなら、業者選びも重要です。技術や実績があるのはもちろんのこと、低価格でサービスを提供している業者に絞って相談してみましょう。

<300万〜1000万円>
この価格帯なら、リニューアルにかける予算としては、十分な費用だと考えられます。前述した価格帯での作業以外に、大掛かりなシステム、デザインの変更なども可能です。

リニューアルを機にブランディングに力を入れることもできます。ブランディングとは、ユーザーがある商品を購入したいと考えたときに、自社製品を真っ先に思い浮かばせるようブランド化して定着させることです。

ホームページによるブランディングを成功させるには、専門的なノウハウを投入して作業を行わねばならず、入念なリサーチも必要です。必然的に作業量が増えてしまうため、費用も高くなる傾向があります。

本格的なSEOを行うときも、これくらいの費用が発生します。SEOは、ある程度までなら業者を頼らずとも対策できますが、本格的に行うとなるとノウハウや専門知識、技術が必要です。

ブランディングとSEO、いずれにしても高度なノウハウと知識、技術が必要であり、作業量も膨大です。どこまでの結果を求めるかにより、費用も大きく変わってしまうため、事前にきちんと業者に相談することをおすすめします。

<1000万円以上>
ホームページリニューアルには1,000万円から数千万円の費用がかかるケースもあります。この価格帯なら、自由度の高いホームページリニューアルが可能となります。デザインを一新して新機能やシステムを実装、ブランディングやSEOに力を入れ、なおかつ動画を盛り込むなど、思い通りのホームページを作れるでしょう。

近年、動画を活用したホームページの運用を行う企業が増えました。動画コンテンツを活用すれば、自社の魅力や強みをダイレクトに伝えられるメリットがあります。自社で扱っている商品やサービスの特徴、魅力なども情報として伝えやすく、売上向上や利益拡大を狙えます。

これほどの費用が発生する大掛かりな規模のリニューアルとなれば、期間も相当かかります。半年から1年、もしくはそれ以上の期間が必要となる可能性もあるため、ホームページリニューアルの時期と照らし合わせて考えましょう。

ホームページのリニューアルについての詳しい情報は以下の記事で解説していますので、参考にしてください。工程別の費用目安などと併せて、リニューアル時の注意点なども掲載しています。

ホームページの維持にかかる費用

ホームページを開設する際に気をつけいたいのが、ホームページは作成して完了ではないということです。開設後には維持や運用をしていく必要があり、維持費や運用費といった費用がかかるので注意が必要です。

ホームページの維持・運用にかかる費用の項目は主に以下の8項目です。

1. サーバー費用

ホームページを運用する上で欠かせないサーバーの保持に必要な費用です。書いさyによって相場は異なりますが、レンタルサーバーを使用する場合、年間数千円〜数万円が一般的な相場と言えるでしょう。

2. ドメイン費用

こちらもホームページの運用に不可欠な、いわばWeb上の住所のようなドメインの保持に必要な費用です。ドメインは取得しても、年に一回程の更新が必要になります。ドメイン費用の相場は、年間数百円〜数千円が基本です。

3. SSL費用

SSLとは、セキュリティ強化の役割を果たすもので、SSLが導入されているページはユーザーに安心感を与えます。SSL費用とは、SSLを導入すると発行される「SSLサーバ証明書」の更新にかかる費用です。無料で使える証明書もありますが、一般的な相場は数万円〜十数万円です。

4. コンテンツの更新・管理費用

良質なホームページを維持するために欠かせないのが、コンテンツの更新ですが、こちらもお金がかかります。更新の頻度や使用するツールによって相場が大きく変動するので、使用するツールのホームページなどで確認しましょう。

また、ホームページ作成を制作会社に委託した場合、一回の更新で5,000円程度が一般的な相場となります。

5. CMSなどの更新・管理費用

CMSを導入している場合、CMS利用料のほかバージョンアップに伴うメンテナンスや更新作業に必要な費用がかかります。多種多様なCMSがあるため、搭載する機能やライセンスの有無によってもかかる費用は異なります。月に1回の更新作業が必要なケースでは、月額5,000円~10,000円前後が一般的な相場です。

6. トラブル対応費用

「サイトにアクセスができない」「関係のないコンテンツが表示されている」といったトラブルを未然に防ぐための監視や、起こってしまったトラブル対応にかかる費用です。トラブルへの対応範囲、費用の相場は共に各制作会社、各ツールによって異なるので、あらかじめ確認することをお勧めします。

7. 広告費用

ユーザーの興味を引き付ける画像や動画、ビジュアルを重視したバナー広告、ユーザーが検索に用いたキーワードに連動するリスティング広告などを掲載するための費用です。バナー広告には、クリック課金型やアフィリエイト広告のような成果報酬型などがあります。リスティング広告を採用する場合は、月額1,000円程度からすぐに出稿できます。

8. SEOなどのコンサルタント費用

アクセス数を増やし、問い合わせや売り上げなどの成果を上げたい場合、SEO対策を行うコンサルタントへ依頼するための費用です。費用は依頼の目的や対策内容によって大きく異なり、契約期間も会社によってまちまちです。

ただし、SEO対策にかかる費用は高額になることが多く、ブログやSNSの運用なども合わせて依頼する場合には、年額数百万円から数千万円ほどかかるケースもあります。

ホームページの維持費について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。維持費を安く抑えるコツも併せて紹介しています。

また、ホームページの維持や運用は代行会社に依頼することも可能です。適切に運用が行われずにサイトの信頼性が失われたりすることを避けたいという方は、外注を検討してみてもいいでしょう。

外注する際の費用感は以下の通りです。

サーバーやドメインの管理など、維持に必要な部分を依頼する場合:1~5万円
コンテンツ管理やSEOなど、サイトの改善の関わる部分を依頼する場合:5万円~

おすすめの運用代行会社としては、例えば株式会社Jクリエイティブ ワークスがあります。

株式会社Jクリエイティブ ワークス

引用元:株式会社Jクリエイティブ ワークス(https://www.j-creativeworks.co.jp/

メーカーや金融など、あらゆる業界において実績がある企業です。ホームページのフロー設計に強みがあり、クライアントへのヒアリング内容を軸に、成功を導くためのガイドラインやルールを策定します。疑問や要望に関しても、メールや電話などでスピーディな対応を心がけている企業です。

ホームページ運用の代行について、詳しく知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。費用や代行会社に関して、より詳細に解説しています。

まとめ

税理士事務所のホームページを開設・リニューアルする際は、目的や役割を明確にすることが大切です。最終的なゴールによって、ホームページのデザインや記載する内容にも違いが出てきます。プロフィールを充実させる、定期的に更新を行うといったことも忘れないでください。

本記事では、税理士事務所におすすめのホームページ事例をいくつかご紹介しました。気になるデザインがあれば、ぜひ参考にしてみましょう。どのようなホームページにすればよいのか悩んでいるのなら、無料相談もぜひご利用ください。

この記事を書いたメンバー FLUX siteflow編集部
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