2022.05.18

塗装業のホームページデザイン5選!失敗しない制作会社選びのコツも

塗装業を経営するにあたって「会社の認知度をアップさせたい」「料金・サービスをもっとわかりやすく伝えたい」「顧客に信頼感を与えたい」といった思いから、ホームページ開設したいと考える方もいらっしゃるでしょう。

また、2024年4月から建設業の労働時間の上限規制がかかることから、従業員の確保のためにもホームページは必要不可欠と言えるでしょう。

しかし、いざホームページを作ろうとしても以下のような悩みを抱えていませんか?

  • 外壁塗装らしいホームページデザインがわからない
  • 塗装会社にあったホームぺージ制作会社がわからない
  • そもそもホームページを作ったらどんな効果があるのかわからない

本記事ではこれらの悩みを解決するために、下記の内容をお伝えします。

  • 塗装業界の参考になるホームページデザイン
  • おすすめのホームページ制作会社
  • 塗装会社がホームページを開設するメリット

是非最後までご覧ください。

【前提】塗装会社がホームページを運営するメリット5つ

今までホームページを持たずに営業してきた会社であれば、「本当にホームページが必要なのだろうか?」と疑問に思われるかもしれません。

ホームページを開設・運営するには多少のコストがかかるため、それに見合う効果が得られるかどうかは重要な問題です。そこでまずは、ホームページを運営することで得られるメリットをご紹介します。

1. 直請けの仕事に繋がる

建設業界では、元請け企業が塗装業務を下請け企業に依頼するといった、ピラミッド構造で成り立っているケースが珍しくありません。ハウスメーカーやリフォーム会社などの元請け企業は、実際に工事を担当する下請け企業からマージンを受け取るため、見積価格がどうしても高額になりがちです。

そうした理由から、顧客の中にはできるだけ費用を抑えるために、塗装会社に直接依頼したいと考える人もいます。

大半の顧客は、ネットの口コミなどで評判のよい塗装会社を探し、実績や料金、保証内容などを事前に調べ、他社と比較したうえで依頼先を検討するのが当たり前になっています。

したがって、ホームページは直受けの仕事を獲得するための情報発信・連絡窓口として欠かせません。

ただ、現在ではホームページを運営している塗装業者も少なくないため、集客に結びつけるためには、単にホームページを開設するだけでは不十分です。

自社の強みやサービス内容、料金をわかりやすく伝え、ホームページを通じて「この会社は信頼できそうだ」と感じてもらえれば、直受けの仕事を獲得しやすくなるでしょう。

2. 事例などの細かい情報が自由に載せられる

料金や施工事例など、細かい情報を自由に掲載できるのも、ホームページの利点のひとつです。文章で伝えきれないことは、画像や図表を用いても説明できますし、動画であれば施工現場の状況などをよりリアルに伝えられるでしょう。

また、施工事例を載せる際も、ビフォーアフターの様子だけでなく、足場の設置から洗浄・下処理、下塗り、中塗り、上塗り、足場の解体まで、各工程でどのような作業が行われているのかを具体的に掲載できます。

3. 顧客に安心感を与えられる

ホームページを開設している会社とそうでない会社を比較すると、ホームページを持っているほうが圧倒的に顧客に安心感を与えられます。

先述した通り、ほとんどの顧客は何かを調べる際にインターネットを活用します。ホームページを持っていない業者に対して、顧客は「怪しい会社なのでは?」「本当に営業しているのか?」といったネガティブな印象を抱きやすくなります。

また、ホームページがないと、知りたいことがある際に電話をかけるなどして問い合わせなければならないため、顧客には少なからず労力がかかります。それゆえ、中には「顧客のことを考えていないのでは?」と思う方も出てくるかもしれません。

つまり、どれだけ自社の技術に自信があり、優れたサービスを提供していたとしても、ホームページがないというだけで機会損失につながる恐れがあるのです。

小規模の会社の場合、お得意様との取引だけで事足りるため、ホームページの必要性をあまり感じていなかったり、多忙でそこまで手が回らなかったりするかもしれません。

しかし、集客を増やしたいのであれば、多少の初期投資や運用コストをかけてでもホームページを持っておいたほうがよいでしょう。

4. 取引先との商談ツールとして使える

コロナ禍の影響で、以前のようには自由に営業活動を行えないこともあり、取引先との商談ツールとしてホームページの活用に力を入れる企業が多くなっています。

対面での商談は難しくても、ホームページの活用次第で新規顧客の獲得数や問い合わせ件数を向上させることは可能です。ホームページには、会社情報はもちろん料金や工期、施工事例、自社のこだわり、お客様の声など、営業に必要なさまざまな情報を一挙に掲載できます。

企業としての活動状況を地道に発信していくことは、お客様からの信頼を得ることにもつながります。

自社のターゲットを明確にして、ページのデザインや掲載する情報を工夫し、わかりやすく魅力的なホームページを制作できれば、営業マンがいなくとも対面でのプレゼンと同じような役割を果たしてくれるでしょう。

また、もともとホームページを持っていない企業であれば、情報発信の場や連絡窓口が増えるだけで、見積もり依頼の増加につながる可能性があります。

5. 求人情報が載せられる

ホームページを持っていないと、新しく社員を募集する際に人材の確保が大変です。

特にデジタルネイティブといわれる若い世代は、就職活動の情報集めにインターネットを活用するのが一般的なため、ホームページがない企業は初めから就職先の候補から外れてしまいます。

何らかの経緯で会社に興味を持ってくれたとしても、ホームページがないことを理由に「ブラック企業なのでは?」などと怪しまれ、敬遠されてしまうことも考えられます。

就職ポータルサイトを活用する方法もありますが、掲載するのは主に給料や勤務時間といった労働条件に関することがメインであり、会社のことを深く知ってもらうには物足りないケースもあるでしょう。

一方、自社のホームページに採用ページを設けておけば、求人募集の窓口を増やすことが可能です。職場の環境や働いているスタッフの紹介など、求職者が知りたい情報を自由に載せられるのもメリットといえます。

【特徴別】塗装業のホームページデザイン|事例付き

ホームページは何が書かれているかも重要ですが、ページのデザインによっても訪問者に与える印象は大きく変わってくるものです。そこで以下では、塗装業者がホームページのデザインを決めるにあたって意識すべきポイントを、実例と併せてご紹介します。

1. 安心・信頼できる

引用元:建設塗装工業株式会社ホームページ

ホームページは、ファーストビューでなんとなく「安心できる」「信頼できる」と感じてもらえることが大切です。

建設塗装会工業株式会社のホームページでは、全体的に派手さを抑えたベーシックなデザインで、白の背景に黒文字を使用することで清潔感を出しています。

余白が多めに設けられ、文字の大きさも適切なため、非常に読みやすく設計されているのが特徴です。大きな建造物の画像からは、規模の大きな仕事を引き受けていることが想像されます。

シンプルではあるものの、モーションを効果的に使用することで、単調になりすぎるのを回避した好事例といえるでしょう。

2. おしゃれで若い世代も親しみやすい

引用元:KS ART ホームページ

若い世代をターゲットとするのであれば、おしゃれで親しみやすいデザインがおすすめです。株式会社Ks Artのホームページでは、白・グレー・ブラウンなど柔らかく落ち着いたトーンで全体を統一。

トップページの上部にスタイリッシュな英字のロゴを配置し、ヘッダーに並ぶメニューは英語表記で丸みのあるフォントを使うことで、ぐっと洗練された印象に見せています。

同社では塗料の製造と色の調合をハンドメイドで行っており、塗料の画像や説明を多く盛り込むことで、他社にはない独自性をうまくアピールしています。

3. 誠実さが伝わる

引用元:株式会社乃一

誠実さを伝えるためには、統一感のあるカラーと整然としたレイアウトがポイントです。株式会社 乃一のホームページは、全体を白と緑でまとめ、要素を横一列に等間隔・同一のデザインで配置することで、非常に見やすく設計されています。

情報が整理されているため、どこにどんな情報があるのかを一目で把握することが可能です。事業案内では「営業」「現場監督」といった、立場ごとに社員インタビューと顔写真を掲載しているところからも、誠実な会社であることが伝わってきます。

また、電話番号や営業時間、問い合わせフォームなど問い合わせに必要な要素がヘッダーにまとめて掲載されており、お客様の利便性を第一に考えたデザインといえるのではないでしょうか。

4. わかりやすく使いやすい

引用元:河合塗装ホームページ

集客につながるホームページは、基本的にわかりやすさや使いやすさに配慮して設計されています。

河合塗装のホームページでは、ヘッダーメニューが6つのシンプルな構成となっており、下にスクロールしていけば自然と次にどこを読めばよいのかがわかるようレイアウトされています。

代表的な3つの塗装プランがあることを伝えたうえで、各プランがどのようなニーズに適したものかを説明しているので非常に明快です。

また、問い合わせフォームが右端に固定されているので、一通りページに目を通したあとで画面最上部まで戻らなくて済みます。

5. 高級感がある

引用元:高橋塗装店ホームページ

高級感のあるデザインは、「質の高いサービスを提供してくれそうだ」「信頼できそうだ」といった印象をもたらしてくれます。

高橋塗装店のホームページでは、落ち着いたネイビーを基調とし、熟練工らしき職人の写真や動画を上部に大きく配置。

さらに創業年を踏まえたわかりやすいキャッチコピーを掲載していることから、確かな実績があることと、技術に自信を持っていることが伺えます。

サービス案内の写真は、マウスをホバーすると背景色がスッとネイビーに切り替わるのも特徴です。モーションの実装はあまりダイナミックすぎると高級感を損ねてしまいますが、動きを抑えることで、きちんとページテーマに沿った仕様となっています。

ホームページに入れておきたい要素・項目

お客様から選ばれるホームページを作るためには、会社情報や連絡先といった基本的な情報以外に、どのような情報を盛り込む必要があるのでしょうか。

ここでは、ホームページ作成サービスFLUX siteflowで作成したイナバ建装のホームページを例に挙げてみていきましょう。

会社紹介

会社紹介は基本中の基本です。きちんとした会社であることを伝え、最低限の信頼を獲得するためにも必ず記載しましょう。

具体的には、会社名・資本金・社員数・主要取引先・設立年月日・代表者名・住所・電話番号・メールアドレス・事業内容などを含みます。項目が多い場合は表を作成するなど、見やすくする工夫も必要です。

こうした会社の基本情報だけでなく、最近では会社紹介用の動画を制作する企業も増えてきています。施工現場の様子を動画で紹介すれば、文章だけを掲載するよりも効果的に現場の雰囲気を理解してもらいやすくなるでしょう。

引用元:イナバ建装ホームぺージ

イナバ建装では会社名や代表名、所在地などを記載しています。またGoogleマップを一緒に表示させることで顧客にわかりやすいデザイン設計になっています。

施工事例紹介

過去の施工内容を紹介する重要なコンテンツです。完成後の写真だけでなく、ビフォーアフターをセットで掲載します。

できれば工程ごとの写真に作業内容を説明する注釈文を付け、工期も記載すると、お客様は工事の様子やスケジュールをイメージしやすいでしょう。写真を撮る際は、同じ角度から、変化が見やすいように撮影することが鉄則です。

事例は多いほど信頼につながるので、一度ページを作成して終わりでなく、定期的に更新していくとよいでしょう。制作会社にホームページの制作を依頼する場合は、Webデザインの専門知識がない人でも更新できるよう設計してもらってください。

また、施工事例を写真付きで掲載するときには、トラブルを避けるためにも、事前にお客様の承諾を得てからにしましょう。

引用元:イナバ建装 施工事例ページ

施工事例紹介では、リフォーム前と後の画像を両方表示させ、自社の実績をわかりやすく伝えています。

自社の強みや特徴

お客様は複数の会社を比較して、最も条件に合うところを選ぶため、他社にはない特徴や自社ならではの強みを知ってもらう必要があります。企業理念や施工のこだわり、アフターサービスなど、自社に依頼することのメリットをひとつでも多く記載しましょう。

とはいえ、外壁塗装では塗料の品質や職人の技術などで明確な違いを出しにくく、他社との差別化は容易にはいきません。そこでアピールすべきなのが、信頼感です。

外壁塗装業者の中には、ずさんな工事を行う悪質な業者も多く、基本的にお客様は「この会社に頼んで本当に大丈夫だろうか?」という不安を抱いています。

できるだけ画像や動画を多く使い、仕事中の風景や職人の人物紹介を掲載するなどして、安心して工事を任せられる会社であることを伝えましょう。

引用元:イナバ建装 サービス案内

イナバ建装は「選ばれる理由」として自社の魅力を伝えています。このような項目があるとより自社の強みが伝わりやすくなるでしょう。

代表者の挨拶

代表者の挨拶を掲載することで、「どんな人がどのような理念で経営しているのか」を知ってもらえます。特に企業の経営者は、依頼先企業の代表者挨拶に目を通す傾向があり、「ビジョンに共感できる」ことを理由に依頼するケースも少なくありません。

塗装会社は素材や技術で他社との違いを出しにくいので、人の部分で信頼感をアピールすることが大切です。実績を数値で説明することも必要ですが、代表者の人となりや想いを伝えることで、より親近感を持ってもらいやすくなります。

文章で説明するだけでなく、なるべく顔写真も用意したほうが、お客様の信頼を得やすいでしょう。

引用元:イナバ建装 私たちについて

代表の言葉と顔写真があることで安心してお問い合わせすることができます。顧客に信頼感を与えるためにもこのようなページを作成することをおすすめします。

サービス内容

どんなサービスを提供しているのかを紹介するページです。外壁塗装の工程は、工事前の調査・診断から塗装プランの提案、見積もりの提案、実際の工事、工事後の点検まで多岐にわたります。

工事の流れを具体的に説明している企業は、そうでない企業に比べて、お客様に安心感を持ってもらいやすくなります。

また、工事後のアフターサービスの内容も、お客様が重視するポイントです。どのような保証を設けているのか、期間はどのくらいかといったことも一緒に記載してください。

そのほか、防水工事やカラーシミュレーション、雨漏り調査など塗装以外にも実施しているサービスがあれば、他社と比較する際のプラス材料になる可能性があるため、ぜひ記載しておきましょう。

引用元:イナバ建装 サービス案内

サービス内容はわかりやすく伝えることが大切です。イナバ建装は塗装のサービスとして外壁塗装・屋根塗装・その他塗装という3つの項目に分け写真付きで紹介してます。

料金説明

外壁塗装の工事単価は、使用する塗料の種類や延床面積によって変わってきます。それらが一目でわかるよう、料金表を活用しましょう。

工事内容を「仮設工事」「外壁塗装」「屋根塗装」「その他(軒天・破風板・帯板・雨樋・戸袋など)」といった具合に区別し、それぞれで料金を設定しておくと、お客様としても必要な費用がイメージしやすくなります。

ただ、具体的な金額は建物の形状や傷み具合によっても変動するので、見積もりを取ってみないとわからないという事情もあります。

それでも事前に費用の見当がついたほうが、問い合わせのハードルが低くなりますし、見積もり後のキャンセル低減にもつながるため、モデルケースなども紹介するとより親切です。

引用元:イナバ建装 初めての方はこちら

それぞれの塗装でどれほどの金額がかかるのかが表示されています。シンプルなデザインかつ伝わりやすい料金表と言えます。

見積もり相談

見積もり相談用のページを設置しておくと、単に問い合わせフォームだけを設けているケースよりも、依頼の心理的ハードルが低くなります。具体的には、依頼から見積もりが出るまでの手順や期間、見積書の有効期限などを記載しましょう。

また、外壁塗装は悪徳業者が多い業界とされており、相場のわかりにくさもあって、「料金は適切か?」「工事で手を抜かれないか?」などと不安を抱えているお客様も多く存在します。

安心して任せられる会社だと感じてもらうためにも、見積書の見方を解説したり、お客様の要望をしっかりとヒアリングしたうえで料金を決定していることをアピールしたりすると効果的です。

お問い合わせフォーム

会社に興味を持ってくれたお客様がページから直接連絡を入れられるように、必ず問い合わせフォームを設置しましょう。

電話やメールから問い合わせを受け付けることも可能ですが、中には電話をかけるのが苦手、もしくは忙しくて営業時間内にかけられないという人もいますし、メールソフトを開いてアドレスをいちいち入力するのが面倒に感じる人もいます。

お客様が気軽に問い合わせできるよう、専用のフォームを設置したほうが親切でしょう。

また、問い合わせフォームの設置場所も重要です。ホームページに訪問したお客様は、まずは会社紹介や料金、実績などから閲覧し、「この会社に頼みたい」となってから問い合わせを考えるため、あまりページの上部に配置しても意味がありません。

専用の問い合わせページを設けても構いませんが、そこからしか問い合わせができないと、ほかのページからわざわざ移動する手間が生じるので、各ページの下部に配置することをおすすめします。

引用元:イナバ建装 お問い合わせぺージ

お問い合わせページはサイトの右上に表示されており、依頼したいと思った顧客がすぐに行動へ移せるようにしています。イナバ建装のようにしっかりと顧客の導線を意識しながらホームページを作成すると良いでしょう。

お問い合わせフォームの作成方法

コーディングの知識を持つ人材がいなくても、お問い合わせフォームを作成できるツールやサービスを活用すれば、簡単にフォームを設置できます。

自社のニーズに合う機能を備えたツールを導入すれば、業務の効率化に役立つはずです。以下でおすすめのお問い合わせフォーム作成ツールを3つ紹介します。

Googleフォーム
引用元:Googleフォームホームページ

あらゆる用途に利用できる「Googleフォーム」は、世界的なシェアを誇る信頼性の高いツールです。

サービスは無料で利用でき、豊富なデザインやテーマの中から雰囲気に合ったものを選択したり、画像や動画を追加したりすることもできます。また、モバイルデバイスにも対応しているため、ユーザーの環境を選びません。

自動集計機能でスムーズにグラフ化を行い、集計の手間が軽減できます。また、スプレッドシートとの連携により、より詳しい分析結果を表示させることも可能です。

コーディングの知識がなくても、直感的な操作で簡単にフォームが作れる設計になっているので、導入後すぐに活用できます。

より詳しくお問い合わせフォームについて知りたい方は以下の記事を参考にしてみて下さい。お問い合わせフォーム作成時の注意点や今回紹介した以外のツールも紹介しています

採用情報

ホームページは、お客様だけでなく求職者も見るものなので、採用情報も載せておきたいところです。募集要項だけでなく、会社のミッションや求める人材・スキルを掲載しておくと、求職者は自分の理想や現状とミスマッチがないかを把握できます。

より会社のリアルな姿を知ってもらいたい場合には、社員インタビューを通して具体的な仕事内容や1日の流れ、やりがいに感じていることなどを紹介するのもよいでしょう。

実際にその会社で働く姿がイメージできるよう内容を充実させておけば、求職者も理解や関心が深まります。

ホームーページに入れたい要素や項目が決定したらそれぞれのページに対してトップページからどのようにアクセスをつなげていくか、階層構造にしてわかりやすくまとめていきます。

トップページを一目見ただけで、そのサイトがどんなページで構成されているのかわかることが重要です。このような全体を俯瞰して見ることができる構成図のことを「サイトマップ」といいます。

またサイトマップが完成したら次にホームページのレイアウトを決める必要があります。その際に用いるのが「ワイヤーフレーム」です。

各ページを制作する前にレイアウトを決めておくことで、サイト全体の統一感を保てます。ワイヤーフレームの出来次第で、後々の作業のやりやすさも変わってくるので、以下のようなポイントに注意して作成します。

  • スッキリしていて見やすいか
  • 最も伝えたいことが目立っているか
  • ユーザーの知りたい情報がどこにあるのかわかりやすいか
  • ある程度サイト内を回遊できる作りになっているか

ワイヤーフレームの具体的な作成方法は以下の記事で詳しく説明していますので、併せてご覧ください。

塗装会社向けのホームページ制作会社

最後に、塗装業者におすすめのホームページ制作会社をご紹介します。各社のサービス内容や特徴、料金などをまとめているので、制作会社選びの参考にしてください。

株式会社リーピー

引用元:株式会社リーピーホームページ

株式会社リーピーは、岐阜県に拠点を構えるホームページの制作会社で、中小企業やベンチャー企業を中心にホームページ制作を手掛けています。全国670社以上を支援する中で、広告に頼らず利益を生み出す独自の手法を確立。

クライアントの個性を引き出すデザインの提案や、今後の営業・採用にも活かせるライティング代行など、制作だけでなくコンサルティングも行ってもらえます。

同社では、すべてのホームページをレスポンシブ対応としているのも特徴です。パッケージ型の制作プランでは、CMS(コンテンツ管理システム)がカスタマイズされており、完成後も簡単にページの更新が行えます。

制作期間の目安は1〜3ヶ月、費用は75万円程度です。

株式会社ディプシー

引用元:株式会社ディプシーホームページ

株式会社ディプシーは、SEOに強いホームページ制作会社です。テンプレートを使用せず、お客様の目的に合わせたオリジナルのデザインを用いることで、他社との差別化を可能にしてくれます。

SEOの効果をアップさせるには、キーワード設定や内部リンクの適正化なども重要ですが、ホームページの内容量も見逃せないポイント。同社では、他社と比べて約2倍以上の内容量でコンテンツを作成しているため、集客率が高いのが特徴です。

文章作成は訪問取材などをもとに、SEO評価基準を熟知したライターが行っているため、質の高い原稿作成が行えます。初期費用は90万円〜。月額費用は14,800円で、無料修正やアクセス解析、サーバー管理、ドメイン管理、相談サポートといったサービスを受けられます。

ホームページ制作会社選びで失敗しないためのポイント

ホームページ制作会社はたくさんありその中から選ぶことは非常に難しいです。以下の点に注意しながらより自分に合ったホームページ制作会社選びをしましょう。

事前にホームページの目的ターゲットを明確にしておく

多くの会社が陥りがちなのが、ホームページを作成すること自体が目的化してしまうことです。どんな人をターゲットにしたいのか、訪問者にどんなアクションをしてほしいのか目的が定まっていないと、制作会社も作業に取り掛かれません。簡単でもいいので、事前にまとめておきましょう。

同業種のホームページ制作実績があるか

一括りにホームページ制作とはいっても、業種によって重視すべきポイントは大きく異なります。それゆえ、制作会社のサイトに掲載されている仕事実績などをもとに、同業種のホームページの制作実績を有しているか確認するのがおすすめです。

開設・リニューアル後のサポートはしっかりしているか

ホームページは開設したらそれで終わりではありません。その後、自社で更新作業や保守運用などを行っていく上で分からないことが出てくることもあるでしょう。そうしたときにサポートをしっかりしてくれる制作会社に依頼するのがおすすめです。

ホームページの更新やページの追加は自社でできるか

前項と重複しますが、ホームページのサイトコンテンツは事業の展開と共に常に更新していく必要があります。

しかし、この更新作業を外部企業にその都度頼むのはコストや手間の面でおすすめできません。それゆえ開設後は自社で簡単に運用できるようにシステムを整備してくれる制作会社を選びましょう。

制作会社のホームページがしっかり更新されているか

制作会社自身のホームページの更新頻度やコンテンツの充実度なども重要な選定基準です。自社のアピールの場であるホームページの管理が行き届いていなければ、信頼性に疑問が生じるでしょう。特に仕事実績のページなどは重点的にチェックするのをおすすめします。

料金相場を知る

潤沢に資金を使えるにせよ、なるべくコストを抑えるにせよ、大まかな料金相場を知らなければその制作会社の料金設定が高いのか安いのかも分かりません。

今回は、外部の制作会社にヒアリングし、一般的な企業のホームページ(コーポレートサイト)を作成するケースを前提に、制作費の相場を記載しておりますので、参考にしてみてください。

50〜150万円

制作費としては、かなり安価な金額帯と言えます。金額を安価に抑えるため、ホームページの作成仕方としては、ウェブサイト制作ツールの既存テンプレートに用いて、開発することが多くなります。そのため、オリジナリティがあるWebサイトの制作などは難しいと言えるでしょう。

150万円〜500万円

制作会社に依頼した場合、この金額感に収まることが一番多いと言えるでしょう。ホームページの作成仕方としては、クライアントからのヒアリングベースで、0から作成する形が一般的です。

Webサイト毎の特徴を踏まえた上で、デザインやコーディングをしていくため、一定のオリジナリティやクオリティがある成果物を制作することができると言えます。

500万円以上

ホームページ・リニューアルや趣向を凝らしたホームページを新規作成しようとした場合、制作費は500万円以上かかってくるでしょう。

この規模の制作になると、制作期間も半年前後かかります。ただ、マテリアルとしてのホームページを作成するだけではなく、コーポレートブランディングの観点も0から一緒に考えたり、他にはないオリジナリティのあるWebサイトを制作することができます。

複数の会社の料金表を比較するなどして、より目的に合った制作会社を選択しましょう。

相見積もりをとる

正確な料金は会社ごと・案件ごとに異なるため、料金面を重視して委託会社を検討するなら相見積もりは必須です。なるべく詳細な依頼書を作成し、複数の候補業者に見積もりをお願いしてみましょう。

ただし、安さを重視した結果、クオリティも相応になる可能性は念頭に置いておかねばなりません。また、いきなり見積もりを取るのではなく、その前に気を付けるべき点が3つほどあるので紹介します。

1. 目的を決め
目的が決定していないとどのようにホームページを作成するのかを制作会社に伝える際に時間がかかってしまいます。そのため、ターゲットやユーザーにどのようなアクションを取ってもらいたいかを決定しましょう。

2. 必要な機能や項目を確認する
目的を決定したら必要な機能や項目を確認するためにサイトマップやワイヤーフレームを作成しましょう。サイトマップとはサイトを制作する際に全体を俯瞰してみることができる資料で構成図のことを指します。

3. 予算・納期を設定する
予算を決めておくことにより、制作会社はどの程度機能を充実させるかを提案することができます。曖昧な予算設定だと制作会社は具体的な提案がしにくくなりますまた、納期も可能な限り決めましょう。納期次第では費用が変化するのでそこも含めて制作会社を決定しましょう。

まとめ

塗装業界に限らず、ホームページが運営されていることは、お客様からの信頼を得るうえで重要なポイントです。サービス内容や料金をわかりやすく記載し、適切な位置に問い合わせフォームを設けておけば、集客や受注につなげることも可能です。

今回ご紹介したデザインの事例を参考に、自社のニーズに沿ったホームページを作成してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたメンバー FLUX siteflow編集部
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