Webサイト制作においてやるべきことは沢山ありますが、正直何から手を付けていいのかわからないものです。より効率よくWebサイトを制作するためには大まかな流れを知ることが大切です。
本記事では、Webサイト制作における流れはもちろんのこと、Webサイト制作を会社に依頼する場合のポイントやその際に起きる失敗例なども解説しています。
これからWebサイトを開設する方や数多くのWebサイト制作会社の中で自分に合った1社を見つけたい方は是非本記事を参考にしてください。
目次
ホームページ制作の流れ・期間
ホームページが完成するまでには、いくつかのフェーズがあります。そのフェーズ毎に、何をする必要があるか、どれくらいの時間がかかるのかをご紹介していきます。
準備フェーズ:2週間〜1ヶ月
準備フェーズには5つのやるべきことがあります。同時並行で進めなくてはならない項目もありますが、大まかに以下のような流れで行ってみると良いでしょう。
STEP1:目的の設定
STEP2:予算の設定
STEP3:Web制作会社へのヒアリング
STEP4:見積もりを比較
STEP5:Web制作会社へ発注
制作フェーズ:1~6ヶ月前後
準備フェーズを終えたら次はホームページ制作へ移ります。制作フェーズで行う項目は以下の5つの項目です。
STEP6:ミーティングを実施
STEP7:サイト設計
STEP8: デザイン設計
STEP9: 開発
STEP10: テスト・チェック
運用フェーズ
ホームページは作成して終わりではありません。より多くの人にサイトを閲覧してもらえるようにSEO対策を行ったり、ウイルスによってホームぺージが利用できなくなるのを避けるためにセキュリティ対策も行っていく必要があります。本記事では保守メンテナンス、運用改善について紹介します。
準備フェーズ
STEP1:目的を決める
ホームページ制作において、最も重要なことは目的を決めることです。
何を当たり前のことを…という声が聞こえてきそうなところですが、意外とホームページをつくる目的を明確にできていないケースは少なくありません。
・ホームページをもっと良くしたい
・ホームページをリブランディングしたい
といったものは目的として不十分と言えます。ホームページは、あくまで手段としてのツールであり、集客や売上アップといった具体的な結果に紐付けた目的を立てることが大切になってきます。
参考までに、企業がホームページを活用する代表的な目的を3つ紹介します。
企業の認知度向上・イメージアップ
認知度向上やイメージアップを図る場合、企業情報の露出を増やす必要があります。テレビやラジオのCMなどは最たるものですが、高額な費用が発生します。
ホームページなら、最小限のコストで認知度向上やイメージアップを図れることがメリットです。事業に対する熱意や想いを、多くのユーザーへ伝えられます。
より高い効果を求めるのなら、SNSとの併用も検討してみて下さい。SNSで情報を発信しつつ、ホームページへ誘導するのもひとつの手です。
以下では、5つのSNSの特徴を紹介しています。集客したい層と照らし合わせ、最適なSNSを選択してみてください。
- Twitter
Twitterは、10~20代の若いユーザーが多いSNSです。ターゲットがこの層なら、Twitterはとても有効な集客ツールになります。
Twitterでは、140文字以内の短文と画像、動画などを投稿できます。発信できる情報量が少ないため、伝えたいことを端的にまとめることが大切です。Twitterにはリツイート機能があるため、爆発的な情報拡散を狙えます。 - Facebook
Facebookは、世界中に多くのユーザーを持つSNSです。Facebookには、企業用のページを簡単に作れる機能が搭載されているほか、検索で上位表示されやすい「SEOへの強さ」があります。したがって、Facebookはビジネス向きのSNSだといえるでしょう。
Facebookは実名登録が原則なので、ほかのSNSよりも「信頼感」があります。ビジネスの情報を無料で発信できるため、運用するうえでのハードルが低いことも特徴的です。ただし、Facebookのユーザーは新鮮な情報を求める傾向があるため、コンテンツをまめに更新する必要があります。 - LINE
コミュニケーションツールとして浸透したLINEは、集客に効果的なツールでもあります。LINEでは企業の公式アカウントを開設可能です。ここで友達登録してもらうことにより、ユーザーにさまざまな情報をダイレクトに発信できます。
チャットを使えば、ユーザーと個別にやり取りができることもLINEの特徴です。ポイントカードやクーポンなど、集客に役立つアイテムも発行できます。LINEはユーザーと気軽にコミュニケーションがとれるため、ユーザーとの間に親近感を醸成しやすいツールです。 - Instagram
Instagramは、写真や動画の投稿に特化したSNSです。Instagramは20~30代の女性を中心に人気があるため、この層をターゲットとする企業に適しています。
Instagramでの集客で最も重要なのは、写真や動画のクオリティです。美意識の高いユーザーも多いため、見栄えの良い写真や動画で目を引く必要があります。
修正や加工などの編集も求められますが、さまざまなエフェクトが用意されているため、最初から高度な編集ソフトを用意する必要はありません。 - YouTube
YouTubeは、世界一の動画投稿サイトです。再生回数に応じて広告料が入る仕組みがあり、うまくいけばプロモーションだけではなく、広告収入を得ることも可能です。
動画を使うと、商品やサービスについて、ユーザーによりわかりやすく説明できます。また、動画を企業のイメージアップやブランディングに利用することも可能です。
ただし、YouTubeでは、投稿ルールが細かく定められているため、それに沿った動画を制作する必要があります。
商品・サービスの販売
オンラインショップの機能を実装しているケースも少なくありません。アパレルや美容、食品、家電などさまざまな分野において、ホームページで商品やサービスの販売が行われています。メリットは、オンライン販売なら、24時間365日商品やサービスの販売ができることです。
Amazonや楽天等の大手通販サイトを利用する方法もありますが、手数料を徴収されてしまいます。自社のホームページで直接販売するのなら、手数料のようなコストが発生しません。そのため、利益の最大化が可能です。
しかしながら、ECショップを制作会社に一から依頼するとなると多額の費用がかかってしまうことと、また数ヶ月の期間を要することが多いため、予算的に厳しい方やお急ぎの方には現実的ではないかと思います。
そこで丁度いいのが無料で簡単にECサイトが作れるStoresです。以下にサービス概要を掲載しているので、参考にしてください。
STORES
STORESとは、初心者でも手軽にネットショップを作成できるサービスです。初期費用や月額費用0円から始めることができ、管理画面が使いやすいのが特徴です。
LINEや日産など多くの事業者から導入実績があり、サポートもしっかりしているので、まずはフリープランに無料登録してみてはいかがでしょうか。
フリープラン | スタンダードプラン | |
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 0円 | 2178円 |
決済手数料 | 5% | 3.6% |
広告非表示 | × | ◯ |
独自ドメイン | × | ◯ |
資料請求や問い合わせ
高額な商品やサービスの場合、ユーザーへ伝えたいこと、伝えるべきことがたくさんあります。ホームページで専用フォームを設けて資料請求の受付をすれば、商品やサービスに興味をもつ方のリストを収集でき、なおかつアプローチもできます。
このようなホームページ開設にまつわる情報を以下の記事ではより詳しく説明していますので併せてご覧ください。
STEP2:予算を設定する
次に、大体の予算感を決めておきましょう。ホームページ制作にかかる費用は、制作会社ごとに大きく異なります。どのようなホームページをつくるかによっても変動はありますが、10万円程度〜1000万円程度まで一定の幅が存在します。
趣向を凝らし、良いものを作ろうとすればするほど、制作費もアップする可能性が高いため、依頼する前にある程度、予算の上限や下限を設定しておきましょう。
予算の目安としては、一般的な企業のホームページ(コーポレートサイト)を作成するケースを前提に、制作費の相場を記載しております。
<50〜150万円>
制作費としては、かなり安価な金額帯と言えます。金額を安価に抑えるため、ホームページの作成方法としては、ウェブサイト制作ツールの既存テンプレートを用いて、開発することが多くなります。そのため、オリジナリティがあるWebサイトの制作などは難しいと言えるでしょう。
<150万円〜500万円>
制作会社に依頼した場合、この金額感に収まることが一番多いと言えるでしょう。ホームページの作成方法としては、クライアントからのヒアリングベースで、0から作成する形が一般的です。
Webサイト毎の特徴を踏まえた上で、デザインやコーディングをしていくため、一定のオリジナリティやクオリティがある成果物を制作することができると言えます。
<500万円以上>
ホームページ・リニューアルや趣向を凝らしたホームページを新規作成しようとした場合、制作費は500万円以上かかってくるでしょう。この規模の制作になると、制作期間も半年前後かかります。
ただ、マテリアルとしてのホームページを作成するだけではなく、コーポレートブランディングの観点も0から一緒に考えたり、他にはないオリジナリティのあるWebサイトを制作することができます。
以下の記事ではホームページの種類ごとの初期費用や作成後に発生するランニングコストについて紹介していますので、料金についてより詳しく知りたい方は参考にしてください。
STEP3:制作会社へヒアリング
ホームページを制作可能な会社は、世の中に数多く存在します。ただし、目的や予算に応じて、依頼するべき会社は大きく異なってきます。
制作会社ごとに得意な領域や費用感にはバラツキがあるため、最低でも2~3社の話を聞きましょう。また、事前に各社から見積もりをもらっておくことで、明らかに不適切な金額を提示されていないかどうかを確認しましょう。
STEP4:見積もりを比較する
各社からの見積もりを比較する上では、費用はもちろん、金額の出し方の内訳まで確認しておきましょう。
制作ページ数で算出している場合や、人月単位で算出している場合など違いがあり、金額を比較する上で、参考までに把握しておきましょう。
STEP5:発注する
各社のオリエンテーションや見積もりを十分に吟味した上で、自分たちにとって最適な制作会社を見極め、発注しましょう。
制作フェーズ
この章ではホームぺージを制作するうえで欠かせない5つの項目を紹介します。社内での役割を分担できるように5つの項目について把握しましょう。
STEP6:ミーティングを実施(キックオフ・定例)
ホームページ制作を依頼する会社が決まったら、まずはキックオフミーティングを開催しましょう。主に、ホームページの目的やサイトイメージのすり合わせ、全体のスケジュール感や今後の具体的なアクションプランを明確にしていきます。
また、必要に応じて、こまめなコミュニケーション機会を設けることも、プロジェクトを推敲する上で非常に重要になってきます。
STEP7:サイト設計
サイト設計とは、準備フェーズの際に決定した目的を更に明確にし、その目的に合わせたコンテンツなどを作り、Webサイトの骨組みを作る作業のことです。
このサイト設計をきっちり行うことが、ホームページのクオリティを決定づけると言っても過言ではありません。逆に、ここを曖昧なまま進めてしまうと、手戻りが多く発生し、クオリティの低下や制作完了時期の遅延にも繋がるため、注意してください。
また、サイト設計を行う際にはサイトマップの作成も欠かせません。ホームページは、一般的に複数のページで構成されていますが、その構成、つまり各ページのつながりを考える際に用いられるものをサイトマップと呼びます。サイトマップは樹形図のように表現されるのが一般的です。
以下の記事ではサイトマップの作成方法から作成時に役立つツールについて説明していますので参考にしてください。
STEP8:デザイン設計
どんなに良いコンテンツが揃ったホームページであっても、デザインが悪ければ、達成したい目的を叶えることは難しいでしょう。
ページの訪問者に対して、どのような印象を与えたいかはもちろん、カラーやトンマナといった細部に対してもこだわっていくことでホームページの価値を最大化することができます。
その他にも、ホームページをデザインする上で気をつけるべきポイントはたくさんありますが、ここでは、7つの気をつけるべきポイントを紹介します。
これからホームページを作成する方も、既にホームページを開設しているという方も、以下の7つのポイントをクリアしているか、確認してみてはいかがでしょうか。
ファーストビューでユーザーの興味関心を惹きつけられるか
ファーストビュートとは、Webサイトにアクセスした段階で表示される画面のことを言います。この画面は、ユーザーの対してサイトの基本情報を伝えた上で、さらにユーザーの興味関心を惹くことができる内容にする必要があります。
ビジュアルヒエラルキー(視覚情報)の優先順位を明確にできているか
重要な情報の文字のサイズや色を変更する、アンダーバーを付ける、マーカーを引くなどして目立たせることによって目で見た情報に優先順位がつけられるよう、工夫しましょう。
レイアウトや情報がシンプルでわかりやすいか
あらゆる情報を詰め込んでしまうと、どの情報が重要なのかわかりにくくなってしまいます。そのため、情報量を調整してシンプルでわかりやすい構成を心がけましょう。
ナビゲーションバーがあるか
ナビゲーションバーとはサイト内の目的地へ移動する際に使われるサポートメニューのことです。ホームページ上に絶対に必要な機能というわけではありませんが、ユーザーがより簡単に目的の情報にたどり着くことをサポートする役割を果たすので、設置することをおすすめします。
レスポンシブ対応されているか
レスポンシブ対応とは、パソコンやスマートフォンなどの端末に応じて表示することができるようにすることです。レスポンシブ対応がされていないページであっても、端末に拘らず閲覧できますが、文字の大きさが適切でなかったり、情報の配置がわかりにくかったりするために離脱してしまうケースが多いです。
現在はスマートフォンからWebサイトを検索する機会も多くなっているので、どちらからの検索にも対応できるように、レスポンシブ対応は欠かさず行いましょう。
トンマナ、フォントに一貫性があるか
ホームページ画面の色やデザイン、文字の種類がバラバラだと統一性が無いため読みにくくなります。ホームページのテーマやテーマカラーを決めるなどして、全体的にまとまったデザインにするようにしましょう。また、基本的なことですが、読みにくいフォントの使用は控えましょう。
ユーザーファーストが徹底されているか
ファーストビューからフォントに至るまで、すべてはユーザーを第一に考えた「ユーザーファースト」に基づいています。ユーザーが見やすく、使いやすいサイトでなければユーザーは離れてしまいますので、最終的には会社のためになりません。
デザインや内容にこだわるだけでなく、ユーザーのフィードバックを収集したり第三者から意見を聞いてみたり、直接ユーザーからヒアリングを行ったりして常に改善するようにしてユーザーファーストを徹底していくことが重要です。
以上7点が、ホームページをデザインする上でのポイントです。実際に優れたホームページデザインを参考にしたいという方は、以下のサイトでホームページギャラリーサイトの紹介をしていますので、是非参考にしてください。
STEP9:開発
サイト設計・デザインが固まったら、Webサイトの開発を始めましょう。基本的にこの項目で発注側はやることはありませんが、Webサイト制作会社からの質問にたいして、当初抱いていた通りのWebサイトを構築するためにも丁寧に答えていきましょう。
STEP10:テスト・チェック
開発が終わったら、ホームページが期待した通りの見た目や動きになっているかどうかをテストしていきます。テストするべき項目を網羅した仕様書を作成し、コンテンツの内容チェックはもちろん、見栄えやリンクの遷移先なども入念にチェックしていきましょう。
また、コンテンツを作成したときに外部記事や外部データを引用した場合は、正しいルールに則って引用が行われているかのチェックも必要です。不正な引用、誤った方法での引用が含まれているコンテンツでは、ユーザーからの信頼を獲得することも難しくなります。
よくある引用の失敗例としては、引用した文章を勝手に編集してしまう、画像やイラストを引用するときに加工してしまう、引用元の記載を忘れてしまう、といったものがあります。また、引用元の記載がされていても、正しい引用ルールに則った記載でなければ意味がありません。
引用元の記載方法は、引用物ごとに異なります。
Webサイトから文章を引用する場合
・サイト名,「タイトル」,URL,(最後に閲覧した年月日)
・筆者名.”タイトル”.サイト名.更新日付.URL,(最後に閲覧した年月日)
書籍から文章を引用する場合
・著者(編者)名「タイトル」出版社,発行年,総ページ
・著者名.「タイトルまたは見出し」.『書籍名』.出版社,出版年,ページ範囲 (一部だけ引用した場合)
参考文献を記載する場合
参考 記事タイトル:サイト名
画像を引用する場合は、ソースをリンク付きで掲載します。ただし、直リンクが禁止されている場合は、著作権元に許可をとって自分のサーバーにアップロードして掲載して引用を行うとよいでしょう。
このように、引用元の掲載方法はとても複雑なので、コンテンツのチェックをするときには引用ルールを逐一確認しながら行うことをおすすめします。以下の記事では、実際の引用例や、よくある失敗事例などを紹介しているので参考にしてください。
運用フェーズ
集客できるホームページは完成した後の運用がカギになります。運用フェーズでは「運用保守」「運用改善」の2つの角度から説明します。どちらも大切な工程なので、実践してみましょう。
保守・メンテナンス
ホームページには、定期的な保守・メンテナンスが発生します。ニュースをはじめとした、情報の最新・最適化はもちろん、セキュリティの確認やSEO対策などのメンテナンスなども欠かさず実施していきましょう。
改善・運用
制作されるホームページ毎に、目的は異なりますが、一般的にWebサイトへの集客は重要なポイントになります。集客できるホームページをつくるためには、新規コンテンツの作成・更新をはじめ、検索順位が上がるような工夫を凝らし、定期的に改善・運用のアクションをとっていきましょう。
ホームページ作成におけるよくある失敗事例3選
サイト制作を制作会社へ依頼したにも拘わらず、失敗してしまう方はあとを絶ちません。ここでは、よくある失敗事例を3つピックアップしました。
1. Webサイト制作の目的が曖昧
目的が曖昧なまま制作を依頼してしまうと、請け負った会社側もどのようなサイトに仕上げればよいのかわかりません。とりあえず作業を進めた結果、何を目的とするのかわからない中途半端なサイトが完成してしまいます。
サイトの用途はさまざまです。ビジネスなら、集客やブランディング、販促など、目的によってサイトへ実装する機能にも違いが生じます。まずは、なぜサイトを制作しようとしているのかを明確にしなければなりません。
2. 口頭のみでの企画進行
口頭だけで制作を進めようとすると、高い確率で作業の漏れやミスが生じます。実装してもらうはずの機能が備わっていない、打ち合わせたはずのデザインになっていないなど、あとからミスに気づいても修正に時間や費用がかさむばかりです。
意図をきちんと伝えるために企画は資料化したうえで作業を進めてもらいましょう。実装してほしい機能や希望するデザインを記録に残しておけば、あとから水掛け論に発展することもありません。
3. ホームページ完成後の運用方法が定まっていない
Webサイトは、制作してそこでおしまいではありません。ビジネスなら、運用により成果を得ることが目的です。目的を達成するため、制作前から完成後の運用方法についても考えておきましょう。
例えば、自社で定期的にコンテンツを追加したくても、サイトがそのような仕様になっていなければできません。どのような運用を行いたいのかを明確にし、前もって伝えておけば、それに応じたサイトに仕上げてもらえます。
Webサイト制作会社を選ぶ際のポイント3つ
Webサイト制作を専門とする会社はたくさんありますが、それゆえに選ぶときは悩んでしまうものです。選ぶ際のポイントとしては、得意とする分野や過去の制作実績、見積もり、提案内容などが挙げられます。
1. Webサイト制作会社の得意な分野
デザイン性に富んだWebサイトの制作を得意とする会社もあれば、機能性を重視したサイトに強い会社もあります。会社によって得意な分野や強みが異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
また、どのようなサイトを制作したいのかにより、選ぶ会社が変わります。まずは、理想とするサイトを明確にイメージし、それを具現化してくれる会社を選ぶことが大切です。
2. 過去の制作実績
実績の豊富な制作会社なら、技術力やノウハウがあると判断しやすいでしょう。これまでの経験に基づき、希望に沿ったサイト制作が期待できます。
実績に自信のある会社なら、自社の公式サイトに過去の実績を掲載しています。ここで大切なのは、その受注先や受注件数だけに注目するのでなく、過去の実績の中に理想とするサイトのイメージに近いデザイン・機能があるかを確認しておくことです。
3. 見積もり内容・提案内容
ホームぺージ制作会社へ相談すると、プロの視点からさまざまな提案をしてもらえます。提案内容に、自身の目的や希望がきちんと反映されているかどうかを、最初に確認しましょう。
また、見積もり内容の確認も大切です。見積書でチェックすべきは、費用と内容、納期などです。サイトをビジネスで使用する場合、当初の約束通り納品してくれるかどうかは重要なのできちんと確認しましょう。
また、ホームページ制作会社へ依頼する前に自社でどのようなホームページを作成したいのかをRFP(提案依頼書)にまとめるとよりスムーズに見積もりが行えます。加えて、RFPをホームページ制作会社に提示することでどのようなホームページを作成するべきなのかが鮮明になるため、提案内容の質がアップします。
以下の記事ではRFPを作成するメリットやテンプレートなどを紹介していますので、より詳しく知りたい方は参考にしてください。
【特徴別】おすすめのホームページ制作会社5選
ホームページ制作を依頼する上で、オススメの制作会社をタイプ別に紹介するので参考にしてください。
1. 対応範囲の広い「クオートワークス」
引用元:株式会社クオートワークス(https://quoitworks.com/)
コーポレートサイトなど、様々な観点からクオリティの高いサイトを作成した実績が豊富です。
「お客様の課題を正面から、王道に解決すること」
「クリエイターとして、プライドを持ったモノづくり」
この2点の両立を目指しており、有用かつ美しいものを作るWeb制作会社です。
2. マーケティングに強い「ベイジ」
引用元:株式会社ベイジ(https://baigie.me/)
BtoB向けのサイトなら、まず名前が上がるのが株式会社ベイジ。BtoBだけでなくBtoCも理解が強いWeb制作会社です。単なるWeb制作会社ではなく、戦略的アドバイザーとして相談でき、緻密な調査・分析から展開されるコンテンツ設計でクライアントの目的を叶えることに熟達しています。
3. キャンペーンに強い「 ライデン 」
引用元:株式会社ライデン(https://www.ryden.co.jp/)
大手からの依頼も多く、突出したアイデアでクリエイティブを賑わすとの評判です。得手とする強力なアートワークを武器に、的確で適切な実装やブランドの価値を語る物語づくりで、予想以上の結果に導くことを使命にクライアントをサポートしています。
4. UI・UXに強い「グッドパッチ」
引用元:株式会社グッドパッチ(https://goodpatch.com/)
デザイン会社として異例のサイズで上場。国内でUI・UXに強いWeb制作会社と言えばグットパッチが挙げられます。「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」というビジョンのもと、クライアントの課題を強みであるデザインで解決していくことに長けています。
5. LP・LPOに強い「ギャプライズ」
引用元:株式会社ギャプライズ(https://www.gaprise.com/)
メインにLP、広告の掛け合わせを行っている評判の良いWeb制作会社です。イスラエル発の有力スタートアップとアライアンスを組み、世界最先端のテクノロジーを扱い、他社にはない知見でクライアントを支援しています。
以下の記事では今回紹介していないホームぺージ制作会社の情報や会社選びで失敗しないために以下のようなポイントについても解説しています。
・同業種の制作実績はあるのか
・ホームページの更新や追加は自社でできるのか
・開設・リニューアル後のサポートはしっかりしているか
実際にホームぺージ制作会社に依頼しようと考えている方はあわせてご覧下さい。
まとめ
Webサイトの制作を制作会社へ依頼するのなら、まずはその会社が何を得意としているのかを把握し、過去の制作実績や見積もり・提案内容もチェックしましょう。各社の公式サイトに目を通し、比較しながら選ぶことが大切です。
Webサイト制作で失敗しないためには、目的を明確にしたうえで、運用方法まで見据えておきましょう。また、口頭のみで企画を進行せず、資料化したうえで作業を進めてもらうのが、失敗しないコツです。これらのポイントを押さえたうえで、自社にマッチした制作会社を選びましょう。