今の時代において飲食店の集客ツールは多岐にわたります。実際にこの記事をご覧になっている方の中で、Instagram、Twitter、FacebookといったSNSやぐるなび食べログなどのグルメポータルサイト等をすでに利用されてる方も多いのではないでしょうか?
しかし、これらの集客ツールを用いても客足が伸びないケースが多々あります。そういった経緯からお店独自のホームページを作った方が良いのではないかと感じている飲食店経営者の方もいらっしゃるでしょう。
実際、公正取引委員会が2020年に発表した「飲食店ポータルサイトに関する取引実態調査」では予約手段としてグルメポータルサイトに次いで独自のホームページを利用する消費者が36%もいます。(引用元:飲食店ポータルサイトに関する取引実態調査 5p)
このことから、飲食店にとってホームページは集客ツールとして適しているといえます。
本記事では初めてホームページを作成する方や、既にホームページを持っていてリニューアルをしたい方に向けて以下のような内容に注力しています。
- 参考にしたい飲食店のホームページ事例9選
- 飲食店におすすめのホームページ作成方法
- ホームページで集客するためのポイント
是非最後までご覧になって、ホームぺージ作成の参考にして頂ければと思います。
目次
【前提】飲食店におけるホームページの必要性
冒頭でも述べたように、ホームページは飲食店の集客ツールとして大いに役立ちます。実際にホームページを開設することでどのようなメリットがあるのかを以下で詳しくみていきましょう。
お客様に安心感を与える
ホームページを開設している飲食店はお客様の信頼を得やすくなります。ぐるなびや食べログといったグルメポータルサイトを利用していたとしても、口コミによって本来伝えたい情報を正しく届けられていないかもしれません。一方、お店のホームページがあるとお客様に知ってほしい情報をダイレクトに伝えられるため、信頼度アップが期待できます。
魅力を伝えやすい
お店で大切にしているコンセプトや具体的なメニュー、提供している料理の写真などをホームページに掲載することによってよりお客様に魅力が伝わりやすくなります。また、グルメポータルサイトではデザインにこだわることが難しいですが、ホームページではぺージ構成や細部のデザインにもこだわることができます。
スタッフ採用にも役立つ
スタッフ採用は飲食店を経営していく上で重要な要素です。そのため、採用に時間がかかってしまう経営者や社員の方もいらっしゃるのではないでしょうか?実際に、現在飲食店が抱える悩みとして「人材採用が大変」と答えた人は59.5%にも上っています。
引用元:公正取引委員会「(令和2年3月18日)飲食店ポータルサイトに関する取引実態調査」24p
スタッフを採用するには店舗内にチラシを設置したり、タウンワークなどの人材採用サイトに掲載したりと手間がかかってしまいます。そんな時にホームページ内に採用募集ページがあるとこれまでかかっていた手間が大幅に削減されることでしょう。
また、ホームページがあることでお店の雰囲気やコンセプトを理解してもらい、その上で面接を組むことができるので、お店とスタッフの間のミスマッチを回避することにもつながります。
SNS流入ができる
近年、飲食店にとってInstagramやTwitter、FacebookなどのSNSは必須の集客ツールです。しかし、SNSだけでは、情報に偏りがあり、詳しい店舗の情報がわかりません。そのため、運営しているSNSにホームページのリンクを掲載することによってお店に関する詳細な情報がわかり、より集客に繋がりやすくなります。
Googleビジネスプロフィールへの効果が期待できる
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とは飲食店の情報を登録できるサービスのことを指します。登録した情報は、Googleの検索エンジンとGoogleマップの検索で表示されます。
登録可能な情報は自店のホームページをはじめ、営業時間や住所、写真などです。Googleビジネスプロフィールは無料で使えますし、飲食店の経営者が口コミに返答したり口コミを管理したりできる点がメリットといえます。
例えば「東京 ラーメン」とGoogleで調べたとしましょう。すると以下のような画面が表示されます。
この際、マップの横に表示されているラーメン店がGoogleマイビジネスに登録しているお店になります。ここでお店の名前をクリックするとお店に関する基本情報を閲覧できる仕組みです。この基本情報にホームページが掲載されていると多店舗との差別化はもちろん、お店の魅力が伝わるので集客に繋がりやすくなります。
飲食店のホームページ事例9選
どのような飲食店のホームページが集客に効果的なのか、実際に見たほうがイメージしやすいものです。そこでここからは、集客の見込める飲食店ホームページの事例を、いくつかピックアップして紹介します。
参考になるところがあれば、ぜひ取り入れてみましょう。
1. 奏樹
写真をふんだんに使った、洗練された印象のホームページです。料理だけでなく、店の内装や、働いているスタッフの写真を掲載しているのも特徴と言えるでしょう。
トップページにはカレンダーを設置し、お客様がスケジュールを把握しやすく工夫しています。わかりやすい地図も掲載しているので、お客様は安心して来店できます。
2. らーめん山頭火
サイトを開いて真っ先に飛びこんでくるのは、茹でられる麵やできあがったラーメンの様子を流した動画です。思わず「行ってみたい」と思わせるようなホームページになっています。
スタッフが調理をしている姿に加え、お客様が食事をしている写真を使っているのも、効果的です。店の雰囲気を伝えると同時に、初めて訪れるお客様に入店しやすいイメージを与えることでしょう。
「どのような経緯でお店が誕生したのか」。その歴史やストーリーも掲載しています。創業者の想いや、料理にかける情熱などを伝えられるため、一定の集客効果が期待できるでしょう。
3. toko
全体的に、シンプルなテイストのホームページです。シンプルゆえにわかりやすく、アクセスした方はスムーズに必要な情報を引き出せます。
メニューのページには、メニュー表の画像をそのまま掲載しているのも特徴です。すべてのメニューが把握できるのはもちろん、注文方法も丁寧に解説されているため親切です。
4. CAFESTEEN
引用元:CAFESTEEN ホームぺージ
カフェのコンセプトである「親はゆっくり、子は楽しく、親子にやさしいカフェ」が伝わるようなほっこりとした写真が多用された、とてもおしゃれなホームページです。
駅からのアクセスが写真つきで詳細に記載されており、利用時のイメージがしやすいように仕上がっています。
以下の記事では、カフェ集客に必要な情報が網羅されています。カフェにおすすめの集客方法やコツについて詳しく紹介していますので、併せてご覧下さい。
5. RISTORANTE SPELLO
RISTORANTE SPELLOは大阪にあるイタリアンレストランです。ランチとディナーでのメニューがわかりやすく表示されています。また、料理や店内の写真がふんだんに使用されているため、お客様がどんなお店なのかをイメージしやすくなっています。
6. ミツバチ食堂
フェードイン・フェードアウトを繰り返しながら入れ替わる写真や、所々にポイントとして手書きフォントを用いることで、トップページで温かい雰囲気を伝えています。
また、こだわりの野菜について丁寧に1ページを使って説明しているのも、お店の強みをアピールするのに十分です。
Googleマップとの連携や、最寄り駅、バス停からの所要時間も掲載し、アクセス情報を把握しやすいのもアクセスユーザーとしては安心でしょう。
7. お食事処まんだら
江戸時代に創業した歴史ある飲食店で、創業当時から変わらぬ技法と味など、強みを説明しています。主力メニューの写真と金額を掲載するのも忘れていません。
お店のコンセプトも記載しているため、どんなお店なのかすぐ把握できます。このようなWebサイトはロングスクロール型と呼ばれます。
近年、爆発的にスマートフォンが普及したことを受け、クリックすることで生じるローディング時間を短縮し、縦スクロールのみで見られるページを追求した結果、この形態になりました。パソコンよりもスマートフォンで検索する機会の増えた現代において、ぜひ見習いたいデザインのWebサイトでしょう。
8. そば処 東家
大胆な赤と黒の色使いが印象的ななか、「創業明治40年、わんこそばと郷土料理」と、何を食べられるお店なのか記載しているトップページが魅力です。歴史ある、老舗の飲食店であることもしっかりアピールしています。
メニューのページでは、美しい写真を採用しているのはもちろん、画面いっぱいに大きなサイズで掲載している点も特徴と言えるでしょう。
9. 瓢喜
「厳選した素材を用い、丁寧に仕上げた出汁で味わう出汁しゃぶが自慢」。この情報がお店のこだわりとして紹介されており、アクセスユーザーはお店の特徴や魅力をすぐ把握できます。
ブログページでは、食材や食にまつわる四季の話題を取り上げています。ブログ記事からお店に興味を持ち、来店につながるといったことも十分考えられるでしょう。
他の飲食店のホームページを参考にしたい方は、ギャラリーサイトの活用がおすすめです。
SANKOU!飲食店紹介ページ
また、ホームページデザインには以下のようなおさえるべきポイントがあります。
- ファーストビューでユーザーの興味関心を惹きつけられるか
- ビジュアルヒエラルキーの優先順位を明確にできているか
- レイアウトや情報がシンプルでわかりやすいか
- ナビゲーションバーがあるか
- レスポンシブ対応されているか
これらのポイントについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
飲食店のホームページに載せるべき内容
ホームページには、「お客様が求めている情報」を漏れなく盛り込むことが大切です。デザインも大切ですが、それ以上に内容や盛り込むコンテンツが、集客に大きく影響します。そこで以下では、飲食店のホームページに載せるべき内容を解説します。
お店のコンセプト
コンセプトは、他店との差別化を実現するのに必要な項目です。また、お店の特徴や強みを端的にアピールできるため、必ず盛り込みましょう。
コンセプトは、トップページのわかりやすい位置へ配置するのが基本です。まだコンセプトが決まっていないのなら、コンセプト設計から始めましょう。
料理メニュー
飲食店のホームページにアクセスした方は基本的に、「どのような料理を食べられるのか」を知りたいと考えています。そのため、料理メニューの掲載も必須です。
料理は写真で紹介し、金額も記載しておくと親切です。主力のメニューについては、別途説明文を加える、複数の写真を使用するなど、工夫してアピールしましょう。
営業日時
基本情報として、必ず盛り込むべき項目です。定休日や開店と閉店の時間を記載するのはもちろん、ラストオーダーの時間についても記しておきましょう。
なお、イレギュラーな休みが発生することのあるお店は、その都度ホームページへその旨をアップロードすることが大切です。SNSと連携し、リアルタイムで休業情報を発信できる体制も整えておきましょう。
シェフ、スタッフ紹介
直接口に入れるものを、どのようシェフが作っているのか、どういったスタッフが運んでくれるのかは、お客様の気になるところです。安心感につながるため、シェフやスタッフの写真つきで紹介しましょう。できるだけ詳細な紹介文を記載すれば、お店に親近感を抱いてくれる可能性も高まります。
店舗案内
駐車場の有無や座席数、支払い方法の種類、禁煙かどうかなどで、利用するお店を決める方は少なくありません。
そのため、これらの情報もホームページに盛り込んでおきましょう。支払い方法はできるだけ詳細に、使用可能なクレジットカードのブランドまで記載しておくと親切です。
ニュース
新メニューやメディア出演情報などを、ニュースとして掲載します。新メニューをニュースとして発信すれば、既存客の集客効果も期待できます。
SNSで発信した情報が掲載されるなどの仕組みを作っておけば、ニュースを発信するたびに発生するホームページの更新作業は必要ありません。
アクセスしてくれたユーザーが、すぐ新着ニュースをチェックできるよう、わかりやすい位置に掲載しておくことも大切です。
料理や店舗の写真
飲食店ホームページにおける、もっとも重要なコンテンツです。写真なら、アクセスユーザーの視覚に訴求することで、高い集客効果が期待できます。
料理写真は、美味しそうに見えることがもっとも重要です。湯気やみずみずしさも取り入れ、「食べたい」と思ってもらえる写真を掲載しましょう。見栄えのよい写真を撮る自信がないのなら、プロへの依頼がおすすめです。
予約フォーム
オンラインで予約を受け付けるのに必要です。ホームページから予約が可能なシステムを採用すれば、電話受付の手間も軽減されるので、スタッフは本来の業務に集中できます。
予約フォームは、トップページのわかりやすい箇所に設置するのがおすすめです。また予約システムを取り入れる手段の一つとして、今回は無料プランのある予約システムを扱う会社を紹介します。
RESERVAReservation/株式会社コントロールテクノロジー
3分で設定完了のシンプルな操作性で、開設してすぐに予約受付ができます。35社以上の業種に対応し、個人から大手企業まで幅広く導入されています。
多種多様な機能を設けてわずらわしい業務をスマートにカバーしてくれます。
LINE@連携やFacebookログイン、Googleカレンダーとも連携可能で、外部システムとのAPIもしっかり備えてあります。
また、英語・中国語・韓国語・タイ語の多言語対応機能や、PC・iPhone・Androidなどに対応するマルチデバイスで、誰でも簡単に使えます。SEOにも強いシステムのため、多くの企業が予約数や売上アップを実感しています。
予約システムを選択する際には以下の点に注意しましょう。
- 決済機能があるか
- 顧客管理機能があるか
- Googleカレンダーと連携できるか
- セキュリティは確保されているか
- 自社に近い業種の導入実績はあるか
以下の記事ではこれらの注意点について詳しく解説しています。また、予約システムでできることや、今回紹介しきれなかった無料の予約システムについて比較しています。予約の効率化を図りたいと考えている方は、あわせてご覧下さい。
そして、ホームページに入れたい要素や項目が決定したらそれぞれのページに対してトップページからどのようにアクセスをつなげていくか、階層構造にしてわかりやすくまとめていきます。
トップページを一目見ただけで、そのサイトがどんなページで構成されているのかわかることが重要です。このような全体を俯瞰して見ることができる構成図のことを「サイトマップ」といいます。
またサイトマップが完成したら次にホームページのレイアウトを決める必要があります。その際に用いるのが「ワイヤーフレーム」です。
各ページを制作する前にレイアウトを決めておくことで、サイト全体の統一感を保てます。ワイヤーフレームの出来次第で、後々の作業のやりやすさも変わってくるので、以下のようなポイントに注意して作成します。
- スッキリしていて見やすいか
- 最も伝えたいことが目立っているか
- ユーザーの知りたい情報がどこにあるのかわかりやすいか
- ある程度サイト内を回遊できる作りになっているか
ワイヤーフレームの具体的な作成方法は以下の記事で図を用いながら詳しく説明していますので、併せてご覧ください。
飲食店におすすめのホームぺージ作成方法
以下では飲食店におすすめのホームぺージ作成方法を紹介しています。作成方法ごとに難易度や費用感が異なるので、ご自身にあった方法を模索していきましょう。
ホームぺージ制作会社に依頼する
ホームページ制作会社へ依頼すると、専門的な知識はもちろん、自社の社員リソースを圧倒的に使わずに済むことができます。コストに一定の余裕があり、かつ一定のスピードとクオリティを重視する場合には、おすすめの方法と言えます。
メリット
- 最終的な欲しい目的の設計から、プロと一緒に進めることができる
- 集客やマーケティング、ブランディングといった観点まで設計したホームページを作成することができる
デメリット
- コストがかかる
- メンテナンスなどの管理に手間がかかる
ホームページ制作会社に依頼する際の費用感としては50万円〜500万円と幅が広くピンキリです。メリットとデメリットを検討し、もし自分に合っている作成方法でしたら見積もりをしましょう。
また、以下に飲食店におすすめのホームページ制作会社を紹介していますので参考にしてください。
FOOD CONNECTION
フードコネクションは全国8000サイト以上の個人店を手掛けている飲食店に特化したホームぺージ制作会社です。ヒアリングを通して飲食店が抱えている悩みをしっかり解決できるような企画や提案を行います。また、ホームページ内に掲載される写真は飲食撮影経験が豊富なプロのカメラマンが撮影するためハイクオリティなホームページを作ることができるでしょう。
ページ数 | 費用目安 | 納期目安 | |
メインプラン | 4~6ページ | 月額40,000円~ | 2か月前後 |
課題解決短納期プラン | 1ページ | 月額20,000円~ | 2か月前後 |
Rapl
Raplでは群馬県にあるホームページ制作会社です。飲食店向けのホームページを作成しており、飲食店経営者のニーズに合った提案をしています。また、お店のアプリ導入や公式LINEアカウントの運用などリピーターを獲得するための提案もしている点が魅力的です。
DeliciousNotes
DeliciousNotesは飲食店の集客に必要な機能が揃っているホームページ制作会社です。SEO対策やSNS連携、ネット予約など多種多様なWeb集客サービスを提供しています。また、担当ディレクターと打ち合わせをしてから最短1か月でホームぺージを完成させることができるため、早くホームページを作りたいと考えている方におすすめです。
ホームぺージ作成ツールを利用する
ホームページ作成ツールを用いると、難しいデザインや開発を用いず簡単にホームページを作成できます。費用を抑えつつも、自らのイメージに近いホームページを作成したい方にはおすすめの方法と言えます。
メリット
- テンプレートなどを活用することで、専門的の知識がほとんどなくとも作成することが可能
- 制作会社に依頼するよりは、コストを大きく抑えることができる(無料で扱えるツールもたくさんある)
デメリット
- 自分が思ったようにカスタマイズして作成できない(テンプレートによっては制限がある)
- 全くパソコンやITに触れていない人の場合、活用するのはかなり困難
以下では飲食店に特化したホームぺージ作成ツールを紹介していますので参考にしてください。
まめざわ
まめざわは飲食店に特化した無料から始められるホームぺージ作成サービスです。大手チェーン店にはない個人店向けのツールが沢山備わっています。具体的なツールにはリストを使ってメニューを表示させることや、営業日はカレンダー機能を用いて画面上に表示させることが挙げられます。また、無料を基本としていますが有料プランもあるためより詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。
ジンドゥー
ジンドゥーは世界的に有名な無料から使えるWebサイト作成ツールです。メニュー作成や予約受付など飲食店にピッタリの機能が搭載されています。
200万ユーザーの実績があるため、安心して使えるツールと言えるでしょう。豊富なテンプレートが用意されていますが、デザインの細かい調整はできないため、拘りたい方はSTUDIOをおすすめします。
料金プランはAIビルダープラン、クリエイタープランがありますが、今回はより簡単でオススメなAIビルダープランを紹介します。
PLAY | START | GROW | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 0円 | 990円 | 1590円 |
ページ公開数 | 5 | 10 | 50 |
広告の非表示 | × | ◯ | ◯ |
独自ドメイン | × | ◯ | ◯ |
Wix
Wixはイスラエル発のホームページ作成ツールの開発提供企業です。飲食店向けのテンプレートも多く存在しています。
また、目的別の細かな料金プランがあることもユニークな点で、大きく分けて「ホームページプラン」と「ビジネス&Eコマースプラン」に分かれており、幅広いユーザーが使用するケースを想定した料金プラン体系となっています。
無料 | ドメイン接続 | ベーシック | アドバンス | VIP | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 0円 | 500円 | 900円 | 1,300円 | 2,500円 |
データ容量 | 500MB | 500MB | 3GB | 10GB | 35GB |
広告の非表示 | × | × | ◯ | ◯ | ◯ |
独自ドメイン | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ホームページからの集客を最大化するためのポイント
すでにホームページを運営しているにも拘わらず、集客がうまくいかないのなら、以下のポイントを見直してみましょう。ホームページで集客を成功させるには、掲載するコンテンツや内容が重要です。
他店舗との差別化をする
独自のメニューやサービスを充実させ、他店舗との差別化を図っている飲食店は少なくありません。ただ、そのようなお店であっても、ホームページ上で差別化ができていないケースが多々見受けられます。
差別化を実現するには、情報量を増やしましょう。お客様の立場や目線になり、どのような情報を求めているかを考え、コンテンツ内容を充実させるのです。結果的に、アクセスユーザーが「ここで食べてみたい」と思ってくれるような内容を目指しましょう。
ターゲットを明確にする
ターゲットが明確でないホームページでは、誰に何を訴えているのかわかりません。まずは、お店のターゲットを明確にし、そのうえで適切なアプローチを行うことが大切です。
ターゲットを明確にするためにペルソナを設定することをおすすめします。ペルソナは、集客対象を具体的にイメージして設定することです。
多くの人に来て欲しいからといってターゲットが漠然としていると、戦略が立てにくく、どこにでもある普通の店になってしまいかねません。ペルソナに含める情報は、以下の項目です。
- 性別
- 年齢
- 住居エリア
- 職業
- 趣味
一例として職業、性別、年齢に絞ってペルソナを考えていきます。20代のサラリーマンをペルソナとした時に想定できるのは1回の食事に使える金額に限りがあることや、なるべく居住地域から近い場所の飲食店を利用しやすいことなどが考えられます。
この場合、ホームページで安さや店舗の位置情報を掲載することで、メインターゲットの集客につながります。
店舗へのアクセスをわかりやすく伝える
Googleマイビジネスへの登録はお客様のアクセスのしやすさにつながります。
Googleマイビジネスとは飲食店の情報を登録できるサービスです。
登録した情報は、Googleの検索エンジンとGoogleマップの検索で表示されます。登録可能な情報は営業時間をはじめ、自店のホームページや住所、写真などです。
無料で使えますし、飲食店の経営者が口コミに返答したり口コミを管理したりできる点がメリットといえるでしょう。
しかし、意図的に悪い評価を投稿されたり、誤った情報を載せられたりする可能性もあるため、こまめなチェックは欠かせません。
写真を美しく掲載する
飲食店のホームページにおいて、料理の写真は集客に直結する重要なコンテンツです。見た人が「食べたい」と思ってくれるような、写真の掲載を心がけましょう。
プロのカメラマンに撮影してもらう、必要に応じて加工を行うなどすると効果的です。特に、主力メニューの写真撮影には、こだわることをおすすめします。
飲食店のホームページでやりがちなNGポイント
安定した集客を実現できないのは、ホームページに何らかの問題があるからかもしれません。もし、以下に心当たりがあるのなら、改善を検討しましょう。
予約機能がない
なるべく会話をせず予約まで完結したい、と考えるお客様は一定数います。予約機能がなければ、予約を損ねる恐れもあります。前述したとおり、予約機能は電話対応の手間を軽減でき、スタッフの負担を減らせるメリットもあるので、導入を検討しましょう。
メニューが最新でない
こまめにホームページの更新を行わないお店では、古いメニューを掲載したままになってしまうことも起こりえます。
メニューが最新でないと、ホームページを見て来店したお客様から、クレームが発生するかもしれません。新たなメニューを開発したときは、すぐホームページへ反映させるなど、こまめな更新が大切です。
グルメポータルサイトとの差別化ができていない
グルメポータルサイトと同じ情報を掲載していては、ホームページのメリットが半減してしまうでしょう。グルメポータルサイトに掲載できる情報は限られていますが、ホームページならさまざまな情報を載せられます。
基本的な情報だけでなく、お店の魅力が最大限に伝わるコンテンツを盛り込み、グルメポータルサイトとの差別化を図りましょう。
また以下の記事では今回紹介したホームぺージ以外のグルメポータルサイトの紹介やメール配信システム、SNS運用といったWEB集客について詳しく説明しています。ホームぺージ以外の集客方法も知ったうえでお店にあった方法を検討してみて下さい。
まとめ
誰もがインターネットを利用する現代において、飲食店が集客を成功させるには、ホームページの活用が欠かせません。他店との差別化やターゲットの明確化を意識し、集客できるホームページを目指しましょう。
本記事では、参考になる飲食店ホームページの事例も紹介しました。参考にできる部分が見つかれば、ぜひ取り入れてみましょう。